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これも「お茶」だと言い続ける

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毎日点てるお茶,茶人の修士論文,バーチャルろくろ。バラバラに見える活動に共通していたのは,ある主張でした。
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2020年7月の記事一覧

私に、戦う理由はあった。

私に、戦う理由はあった。

2020年になってようやく瀧本哲史さんの本を読んだのは、今の彼氏が瀧本さんと編集者の柿内さんの信者だったからだ。2012年に瀧本さんの講義が行われていた頃は、その彼氏の存在を微塵も知らず、ひいては講義のことも知らなかった。

2012年というと、茶道に出会って1年ほどしか経っていなかった。その頃は茶道楽しいなぁと思っていたのだが、その後の茶道人生は全て「なぜ茶道を好きと言い切れないのか」とモヤモヤ

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題辞(エピグラフ)

題辞(エピグラフ)

(この記事は修士論文の一部ですが、このnote単体でも読めるようになっています)

ついこのあいだ、ある理想のために殉教した人たちのことについて話していたとき、
私にこんな質問をした人がいました。
「その人たちが命をささげたのは、なにもかもむだだった、
無意味なことだった、なんて、ひどいとお思いになりませんか」。

私は、無意味だとは思わないと答えざるをえませんでした。
たとえ無意味に思えても、命

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共著の英語論文を出します

共著の英語論文を出します

ニュートンの三大実績は全てペスト禍の18ヶ月で為されたらしいが、論文を書くのはいい「おうちじかん」の過ごし方だ。

たとえば過去のGW、2017年は修論締め切り前(6月卒業)で排泄以外は部屋から出ず、2018年は修論をnoteにアップし続けるだけで連休を終え、2019年は祝日休みではない職場で普通に連勤だった。

今年は尻から根を生やしつつ論文を書いていたが、世界中の人が一緒に自粛してくれていたの

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