依存症全般について私が書きたいこと
とりあえずこの記事では依存症とは何かという基本的なことを書いていきたいと思います。
依存症で苦しむ本人様も家族や周りの方が依存症の方も読んでいただきたいです。
あまり医学的な難しい話を書きたいわけではなく、私なりの書き方で書きます。
まず当たり前のことですが依存症は
「(その陥ってる症状を)やめたいけれど意思が弱いからやめられない」
は間違いです。
これは依存症になった本人しかわかりませんが、やめたくてもやめられません。
というか、やめたい!と切に思ってとらわれていると逆効果だ、という気すらします。
依存症は治癒(風邪などみたいに完治する)しません。
一旦寛解(症状が落ち着くこと)、回復(寛解が2ヶ月継続した段階でそう呼ばれる)しても、どこかのキッカケでふたたび再発する可能性は十分あります。
勿論、回復してまた依存症に戻らない可能性も十分あります。
なので、今いろんな依存症状に苦しんでいる方も希望は捨てないでほしいのです。
当の私もアルコール、薬物、摂食障害などの依存症状にどっぷり陥ってる時は
「いつまでこれが続くんだろう。どうして私は普通に普通のことをできないんだろう」
と絶望していました。
特に摂食障害の時は一日中食べ物のことしか考えられなくて、でも太りたくないという葛藤の中で生きるのが本当に辛かったです。
しかし今、その摂食障害も回復、アルコールもたまには口にしますが、日時的に依存することはなくなりました。
ここで誰もが回復する教科書のようなことが書ければいいのですがそれは無理です。
依存症になる原因は人それぞれ。
認知行動療法とかカウンセリングとか色々ありますが合う合わないもあります。
私はさまざまな依存症を自力で回復させました。
最初にわかってほしいのは依存症は「悪」ではありません。
そもそも人は依存をする生き物です。
ただ依存の仕方が悪いだけなんです。
自立とは依存先を増やすこと、と言われます。
依存症で苦しんでる方は何かしらのものから自分を守るためにそれに依存している。
そういった行動パターン、思考の癖、習慣が身についているだけなんです。
それを変えるのにはすごく勇気がいります。
〇〇をこうしたらこうなる、という定着しているものの前提を変えてしまうと自分はどうなってしまうんだろうか、と。
手本のような解決方法はありません。
丸投げのような言い方になってしまうのは申し訳ないのですが、依存症にはその人それぞれの原因、それに合わせた解決方法があります。
摂食障害は毎日3食きっちり食べたら治ると言われますが、私にはそれは無理だったのでそうしていません。
私には私に合った方法で摂食障害を回復させました。
勿論、3食食べる=しっかり必要量の栄養を摂る。
という点では正解だと思っています。
しかしそれが3食である必要はないんです。
人にはそれぞれの環境、活動時間、状況もあるので型にとらわれず自分に合った方法を見つける必要があります。
依存症で苦しんでる方にはネットで調べて「こうしないといけない!」と思っている方がもいらっしゃるかもしれません。
情報が溢れる社会で正解を見つけ出すのは困難かもしれません。
なので、私がいろんなことを自分で試してみて、「これはこうだった」という体験をこの先書いていきたいと思っています。
それもそれで私にはそうであっただけで、これを読んでくださった方にとってがどうなるかは保証できません。
結局のところ依存症から抜け出すのには、それなりの勇気と痛みを伴います。
急ぐ必要も焦る必要もありません。
目の前のこと、できる範囲のことを一つずつ解決していけばそれは積み重なって気づいた時には大きな変化になっています。
それに今までの行動パターンを変えてみたら割と
「なんだ、こんな簡単なことだったのか」
となることが多いんです。
私は依存症になったことを後悔していないし、逆にプラスだったとも捉えています。
アルコール依存、薬物依存、OD、リスカや摂食障害。
一生付き合っていかないといけないこれらは私の一部なんです。
これらの依存症のおかげで私は私のことを深く知ることができました。
諦めないでください。
今これを読んでくださって葛藤してる方は、今この状況をどうにか変えたいと思っているから葛藤してるんだと思います。
書きたいことは沢山あるのですが、どこからどうやって書いたらいいのか、伝わるのか悩んでいます。
読み返してみるとどこにでもありふれてる薄っぺらい文章になってるような気もします。
次の記事からは私の体験ももう少し入れながら、どうやって回復させていったのか、それに対する分析(医学的な観点も含まれると思います)などを書いていこうと思っています。
毎日1記事は更新していこうと思います。
私の場合、アルコール依存と摂食障害はセットのようなものだったので、最初は摂食障害に関してが多くなると思っています。