安全点検
今回は「安全点検」の分掌のお話です。
「安全点検」は校内の設備環境を子供にとって安全に、地震等の災害時も、できる限り危険がないように、校内設備の状況を点検することをつかさどる分掌です。
安全に関することに限らず、水道の水漏れがないかとか、蛍光灯が切れてないかとかもチェックして報告します。
点検箇所が多いので、多くの場合、他の職員にも場所を分担して、係は各分担場所担当者へのお願いと、集計・取りまとめをして管理職に報告するというのが主な仕事です。
安全点検は毎月行うことなので、良くチェックせずに大体で済ませる担当者が出ないように、時折安全点検の重要性について意識できるような声掛けも行っていきたいものです。
あるいは、しっかりお互いにチェックし合いながら確認できるように、毎月担当場所を入れ替えるとか、2人組でチェックするようにするとかも方法として考えられます。
各分担場所の点検報告の取りまとめにはExcelなどの表計算ソフトをうまく活用していきたいです。校務ソフトにアンケート機能が付いている場合は利用してもいいでしょうね。
余談なんですけど、たしか自分が2年目か3年目の頃、校内の「安全点検」の分掌を任されました。当時、まだ文書作成ソフト「一太郎」が現場で多く残っている時代だったのですが、引継ぎを受けてびっくりしました。
点検場所ごとに「一太郎」の別データで作成してあって、毎月データをその月用に作り直して各点検場所の担当者に配付していたのです。
「これ、絶対その内立ち行かなくなるだろう」と考えて、データを全部エクセルで作り直しました。90年代後半から2000年代前半の10年ぐらい、そういうデータの作り直しがあちこちであったんだろうと思います。
安全を守るため重要なことですが、毎月のルーチンワークにはなるのでパソコンで省力化・自動化できる部分はどんどんやっていきたいですね。
GIGAスクール構想からこちら、一人一台端末の活用が進んだからと言って、校務でパソコンをうまく使える教員ってまだまだ足りていないので、来年度採用予定の学生さんは、1~3月暇だったら、ぜひExcelの基本的な数式やWordのショートカットキーぐらいは覚えておくといいですよ。