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「オンラインゲストティーチャー」

①はじめに 

 最近,オンラインゲストティーチャーを招いた授業にはまっています。オンラインゲストティーチャーとは何かと言いますと,ZOOMやMicrosoftTEAMS,Googlemeet等のWeb会議アプリを用いて遠隔で子供達に話をしてもらうという取り組みです。落語家やアスリート,消防士といった様々な職業の方をお招きしてお話していただいています。


②なぜやり始めたか

 この授業に初めて取り組んだのはコロナ禍に陥るより前です。教科書だけの学習では子供達の心に残せない,何かないかなと思った時,たまたまその職業に従事している友人がいました。遠くの県に住んでいたため,オンラインで話をしてくれないかとお願いをした所,快諾してくれました。生の声でその職業のやりがいや苦労,熱い想いを話してくれたその授業は子供達にとってとても実りのあるものとなると同時に私にとっての貴重な手札となりました。


③訪れてしまったコロナウイルス

 そうして時は過ぎ,コロナウイルスがやってきました。学校は再開しました。仕方がありませんが今年度は「校外学習にいけない」「体験ができない」「人が集めにくくゲストも呼びづらい」ためとにかく座学中心で淡々としてしまいます。そんな中オンラインゲストティーチャーはとても有効に機能しています。どの方も快く引き受けてくれ,そして子供達に大切な経験や想いを伝えてくれています。我々学校の教師がいくら頑張っても伝えられない「生の声」これを聞かせてもらえることに毎度感謝してもしきれません。


④大切なのは「繋がり」

 様々な方に話してもらうには多くの方と繋がる必要があります。私はこれまで学生時代からの友人にお願いをする,紹介をしてもらう,Twitterで探すといったような方法を取っています。多忙にかまけて家と学校,ジムの往復だけではダメだと強く思います。こんな時代ですが,「繋がり」を増やす努力はしなくてはいけないと思います。


⑤最後に

 手軽にでき,この時代を乗り切る手段の1つである「オンラインゲストティーチャー」による授業これからも進めていきたいですが課題も浮かびます。

・謝礼が払いにくい→友人といえど本来は謝礼を払うべき価値を提供してくれています。しかし,財源がなく原則ボランティアで行ってもらっています。管理職の年代だとまだまだ理解が薄いです。「払えない」ところがスタートになっているのがとても心苦しいです。

・私の人脈ベースなので学校に財産として残しにくい→基本私の友人もしくは私が発掘してきた人材が土台なので,個としての繋がりで2度目,3度目のお願いはできたとしても私が転勤してしまった後に持続可能ではないなと思います。

といった2点がありまだまだ改善の余地はありますがそこの乗り切り方を考えつつも今できることをして進んでいこうと思います。

今回もお読みいただき,ありがとうございました。





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