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計算できない小学生(4)~数字は「数(すう)」ではない~

1)「数字と見てる」と「数と見てる」大きな違い
甘く見てると本当に算数嫌いを生み出すくらいの大きな違いです。
前回の「算数ができないことが大嫌いな」かなさんに「111」を見せました。かなさんは「しゃくじゅういち」と答えました。小学6年生ですから「当たり前」だと先生たちは思うでしょう。ここで「?」が出る先生は正解です。

かなさんは「ひゃくじゅういち」と即答しました。「他に読み方ある?」と聞くと
「え?、ない」これです。

「111」は読み方は1つではありません。「いちいちいち」でもいいんです。「1が3つ」でもいいんです。
これが「数字」を記号化している実態です。よく数学に長けている方は「抽象化」「一般化」しているから当然だと反論します。それは「数(すう)」として見ることができる人の考えです。
相手は小学生です。そんな簡単には判断できません。

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先生、子どもの困り感

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