新年のご挨拶:心整う一瞬を共に
新年のご挨拶:心整う一瞬を共に
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新しい年を迎え、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
このブログを訪れてくださる皆さまとのご縁に感謝しつつ、2025年も心温まるひと時をお届けしたいと思います。今年もお茶を通じて、忙しい日常の中に少しでも「心が整う瞬間」を見つけられるようなきっかけをお届けしたいと思います。
一瞬一瞬を大切にする一年へ
新年は一年の方向性を考える特別な節目でもあります。多くの方が抱負を立てるこの時期、私がいつも大切にしているのは「一瞬一瞬を大切に生きる」こと。新しい年が始まったばかりでも、結局のところ一年は365日の小さな積み重ねです。
「無理をせず、自然体でいられる自分」を心がけながら、ほんの一瞬でも立ち止まり、心の中に静けさをつくる時間を持つことが、私にとっては一番の目標です。そのための手段のひとつとして、今年も「お茶」をそばに置いています。
大福茶の一杯から始まる幸せ
新年といえば、大福茶(おおぶくちゃ)のことに少し触れたいと思います。この縁起の良いお茶をいただく習慣は、無病息災や幸せを願う日本の大切な風習です。お茶に昆布や梅干しを添えていただくその一杯には、古からの祈りが込められています。
私も毎年、お正月に大福茶を淹れて家族と静かにいただく時間を楽しんでいます。湯呑から立ち上る湯気を眺めながら、「今年も健康でありますように」「穏やかな日々が続きますように」と願いを込める。その一瞬がとても贅沢に感じられるのです。
もしまだ試したことがない方は、ぜひ今年の新年に取り入れてみてください。お茶の香りや梅干しの酸味、昆布の旨味が身体を芯から温め、気持ちも優しく整います。
お茶がくれる小さな贈り物
私たちの日常には、ほんの少し意識を向けるだけで「豊かな時間」を見つけられる瞬間がたくさんあります。その中でも、お茶を淹れるという行為は特別です。急須から注がれる一滴一滴、湯気の揺らぎ、湯呑を手にしたときの温もり――すべてが私たちに癒しを与えてくれます。
忙しい日々の中で、たった5分でも良いので、お茶を淹れる時間を持ってみてください。ペットボトルのお茶を一杯の熱いお茶に変えるだけでも、そのひと時に新しい意味が生まれると思います。今年は、そんな「小さな贈り物」を日常に増やしていけたらと思っています。
今年のテーマ:「丁寧なつながり」
2025年は、もっと皆さまと丁寧に「つながる」ことをテーマにしたいと思っています。
今年はさらに、このつながりを深め、共有できる時間や内容を増やしていきたいと思います。
お茶にまつわる文化や楽しみ方、季節ごとのおすすめ、そして私自身の日常の中で見つけた「心が整う瞬間」を通じて、皆さまの毎日が少しでも彩られるようなお手伝いができれば幸いです。
結びに
新しい年の幕開けにあたり、改めて感謝の気持ちをお伝えします。このブログを通じて皆さまと共有する時間が、私にとっても何よりの励みです。今年もお茶を通じて「静けさ」や「心の温もり」をお届けし、一緒に豊かな日常を作り上げていけたらと思っています。
どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
皆さまにとってこの一年が穏やかで幸せな日々となりますように。
古川岱然