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【よもやま話】File70 お茶を煎じる🍵
お煎茶とは
家元のお教室でお稽古をつけていただきました。
そこでのお話を・・・
煎茶道とはなにか?
いわゆる抹茶を使うお点前とは少し違います。
それは、ご覧になればわかりますよね。
では、茶葉のままでお点前するから?
それも少し違うようです。
煎茶、つまり茶を煎じることなのだそうです。
お茶を皆で分かち合うために煎じていただこう、
性別や身分に関係なく平和に暮らしていこうという
願いが込められているそうなのです。
茶をいれる
急須でお茶を淹れる時どのようにされますか?
まず急須に茶葉を入れそのあとで適温のお湯を注ぎますよね。
黄檗ばいさ流は、まずお湯を急須に注いでから茶葉をいれます。
すると一気に茶葉が開き、周囲にお茶の香りがふわっと広がります。
その場に居合わせた方たちがまんべんなく香りを楽しむことができます。
神農が休んでいる時にチャの樹の葉が一枚、お湯の入った湯呑にはいり
それをのむと、瞬く間に気分が晴れ体がすっきりしたという話は
あまりにも有名ですね。
まさに、大昔から茶は煎じられていたわけです。
お茶の種類(玉露、新茶、煎茶、粉茶など)により
適温とよばれるお湯の温度はあります。
発酵度合いによってももちろん違います。
野草や薬草を煎じることもお茶の一つと言えます。
季節を感じ、身体をととのえるたのしみのひとつに
お茶文化はあるとおもいます。
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