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【薬膳編】レシピ29 五行草のチヂミ🍃


五行草

春の七草のひとつ、「ごぎょう」のことです。
スベリヒユ科スベリヒユ、馬歯莧ばしけんともいわれます。
家の周りとか、公園とか、田んぼのあぜや畑の隅にもありますよ

我が家の場合

夏になるとこんな感じで生えていて、いつも『雑草』として処理されてしまいます・・・あ~残念"(-""-)"

スーパーフード⁈

ところが、これが意外なことにスーパーフードでして
知られているところでは春の七草くらいですが、
山形では「ひょう」とよばれ、ゆでた後に乾燥させ冬場の保存食として用いられています。
お茶にしたり料理に使ったり様々に利用され
トルコ、ギリシャでは生のままサラダで食されているようです。
立派な、野草なんです。

チヂミにしてみたら

≪ 材 料 ≫ 5~6枚分

スベリヒユ ・・・ 150g
塩     ・・・ 少々
卵     ・・・ 1個
米   粉 ・・・ カップ 1
片栗粉   ・・・ 30g
ゴマ油   ・・・ 小さじ 1
大   根 ・・・ 50g
ポン酢(市販)・・ 適量
オリーブオイル ・・・適量

≪ 作り方 ≫

1 スベリヒユはきれいに洗い、沸騰した湯に塩少々を入れてゆがく
 茎を触って軟らかくなれば引き上げ、水にさらす
2 1のスベリヒユを2cmくらいの長さに切る
3 ボウルに卵、米粉、片栗粉を入れよく混ぜる。その中に、刻んだ
 スベリヒユとごま油を加える。生地がかたいようなら少量の水を加える
4 フライパンにオリーブオイルを入れ焼いていく
5 大根はおろし大根にして、ポン酢に添える。


庭のではなく買ってきました


ゆでる。


こんな感じになる。
刻むと粘りがあります
ごま油は風味漬け


焼く


出来上がり

効果効能

もちろん、生薬にも使われています。
五行草ごぎょうそうまたは「ごこうそう」ともよばれ
清熱解毒薬(体の余分な熱を冷まし、毒を排出する)に種別されます。

食材としては


五味/五性 酸 / 寒
帰   経 大腸 肝
効   能 止血 止瀉 解毒 創傷回復 整腸 皮膚再生
効   果 出血性の下痢 渋り腹 皮膚化膿症の改善 湿疹 咳止め
    などの改善に期待できる

お風呂に入れると、「あせも」の改善にも期待できる

少し酸味がありネバネバの触感があるので
この時期、おくらや長芋、納豆などとあわせて
ご飯や麺類といただくのもおいしいですよ

似てる草に注意

別々に生えていると
葉の形がよく似た草があります。
「コニシキソウ」です。
こちらは毒草なので気を付けてください


左がコニシキソウ  右がスベリヒユ
並ぶと一目瞭然ですが・・・
花の付き方や葉の形が似ているので気をつけて
スベリヒユの葉が開くと形はそっくり(おおきさは違う)
コニシキソウ:葉の真ん中に赤い模様が付いてくる




  




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