一歩に穂さんぽ |短歌
「お席での勉強お断りしています」二度と来るかと恥を転嫁す
マスク越し「わかりました」と即離席動かぬ者に薄める罪悪
しておけば2時間確保の600円ケチった代償隣の喫茶
風に乗せ過ぎ去る記憶と冷える熱周りから見れば一通行人
帰宅避け居場所を探すは日曜日令和の流浪大ばかやろう
「図書館があるじゃないか」と訪ねたら持ち込み勉強ことわりの札
こころ凪ぐ手にはまちさん窓辺席素直な恋の歌物語
五七五と七七刻む帰り道いつもの道がちょっと違う道
笑ってるちょろいたやすい流浪かなそれでいいのさそれが自分さ
飽きやすく熱し易く冷め易い三日坊主もそれも自分さ
思いつきやりたる今に種をうえ花咲く未来また一つ枝
#短歌
#日常
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