その手があったか、世代間格差。石破さん編。
スマホがない時代は、テレビが楽しみだった。
それぞれの番組の中身が、今より充実していた。
楽しみだった番組に、こんなのがあった。
出演していた石破茂さんのキャラクターがとても良かった。
政治バラエティ、爆笑問題との掛け合いも楽しくワクワクしてその時間を楽しみにしていた。
ある時、番組は終わった。
その後、彼は、何度となく総裁選に出馬しながら、落選していた。
今回、縁あって田原総一朗さんと石破さん、そして若い参加者とのトーク番組をYouTubeで見た。(最後にリンクあり↓)
石破さんは、サントリーウィスキーの角のロックをあおりながら、最後には顔が真っ赤になりながら語った。
テレビよりも、デリケートな話がどんどん飛び出てくる。
自分の所属する党を、ほめる話はない。
彼が考える、日本の問題を語る。
中学生でも分かるように、具体的に話す。
特に忘れられないのが、後半の質疑応答で、ある女性がインボイス制度などへの不満を語った時。
政治家は、政府はどこを向いて仕事をしているのか、と問うた。
石破さんは、まずは、若い人がお互いに声を掛け合って、選挙に行かなきゃ駄目だ、と答えた。
質問者は、若い人が選挙に行っても、高齢者の絶対的な投票数に勝てない、と返した。
石破さんは、いまの高齢者優遇の政策の問題点を、若い人が高齢者に訴え続けて、彼らに理解させるように働きかけなければいけない、そして、未来につながる政策を訴える人に投票をしてもらうよう促さなければ、と言った。
それが民主主義なのだから。
高齢者はその現状を、私達が思っている以上に知らないので、知れば考えを変える人もいると強く言った。
確かに。
日々、SNSなどでは、政権に対する若い人からの批判はあってリツイートなどされているが、自分から見ても、それだけでは日本は変わらない気がしていた。
若い人の何割か選挙に行く人が増えても、それだけで変わるとも思えなかった。
芸能人が若い人達に選挙に行くように自主的に動画を配信した時も、若い人の投票率はそれほど上がらなかった。
そうか、若い人たちが、高齢者に対して、若い人達の未来を大切にする政策、政治家を支持するように訴えかける方法もあるんだ、と、気付いた。
これは面白い。
いつもは優しい年配の人が、その時に嫌な顔を一瞬するかも知れない(笑)
有名人や芸能人が、メディアでそう訴えかけてもいい。
このYouTubeトーク番組は、若い人達だけを呼んで行われたものなので、若い人で少しでも興味があれば是非。見やすいと思う。
彼らは自民党や政権を褒めたり宣伝していないので、不信感を持っている人こそおすすめ。
動画では、開始までの待ち時間があり、17分程、飛ばしてください、始まります。
私は見終わって、天ぷらを揚げながら思った。
推しの政治家って、みんなそれぞれにいてもいいな、と。
嫌いなはずの政党に、きらめくような人がいたら、それこそ面白そうだな、と。
それでは、おやすみなさい。