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毎日の暮らしを豊かにする余白/感性を磨くことで広がる世界

再び短歌の世界へ

今日は横浜から国立市へ、片道1時間半かけて、歌人の小島なお先生の短歌教室に参加しました。

短歌は、五七五七七、わずか31文字の中に、何気ない日常の輝きや人の心の移ろい、希望、迷いを描き出す、言わば心の芸術です。

小島先生は、「短歌だけでなく、俳句、詩全般がそうですが、多くの人が「詩」って言うときに思い浮かべる美的な感覚は、それはもう詩ではない。短歌や俳句、詩は、まだ誰も見つけていない言葉の面白さとか謎とか美しさを見つけにいくもの」とおっしゃっていました。

※小島なお先生については、1月2日の投稿で紹介させていただいています。

まさに、短歌を通してこの世の中を見ると、全てが二つとない、かけがえのないものだと感じることができます。

31文字という制約の中で、すべてを説明しきれない不完全な詩だからこそ、そこに生まれる余白に、読み手それぞれが自分の居場所を見つけることができるのではないでしょうか。

感性を磨くことで広がる世界

AI技術が発展し、効率化や合理性が追求される現代において、人間らしさである「感性」がますます重要視されています。「風の時代」は心の時代とも言われますが、心の時代とは、言葉にならない言葉を感じ取れる豊かな感性を持ち、毎日を過ごすことなのかもしれません。

短歌は、その「不完全なもの」を楽しむ感性を育むことができる良い例です。短歌だけでなく、感性を磨くことで、私たちの世界は無限に広がっていくのではないでしょうか。そんなことを感じています。

いつもの日常でも同じ日常はない

非日常のススメ

私たちの脳は、常に効率性を求めて、過去の経験に基づいたパターン認識で物事を処理しようとします。これは生存本能に基づいた合理的な行動と言えるでしょう。しかし、このパターン認識に頼りすぎることで、新しい発想や視点、感情の機微を感じ取る能力が鈍化してしまう可能性があります。

非日常的な行動や一見合理的ではない行動は、このパターン認識を崩し、脳に刺激を与える効果があります。五感を研ぎ澄まし、固定概念を打ち破り、感情の幅を広げることで、感性は磨かれ、より豊かな毎日を送ることができるでしょう。

必要ないことをやってみる

思い切って非日常に飛び込んでみることで、新しい世界が広がる。今年の私はそんな遊び心で過ごそうとしています。