INTERVIEW|「なんでも経験!」若きリスキリングチームリーダーの挑戦
こんにちは、トヨタコネクティッドAI統括部です。
今回は、AI統括部で活躍しているメンバーにインタビューを行いました。
第1回は、リスキリングチームのリーダーでプロジェクト推進担当の西山 泰仙さんにAI統括部の印象やプロジェクトを進めていく中での苦労や課題解決のために意識していることを聞きました。
-自己紹介をお願いします
和歌山大学卒業後に大学院へ進学しました。
大学院では、データ分析や統計を学びながらAIの研究も行っていました。
その後、株式会社TierMindを設立し、生成AI人材開発やAIアプリケーション開発、AI導入コンサルティングに従事しています。
現在は、トヨタコネクティッドでリスキリングチームのリーダーを務めています。
-AI統括部の印象や特徴を教えてください
AI統括部に入って、組織としての強みと個人の自由度の高さを感じました。
特に、各分野のスペシャリストが集まり、1つの組織として成り立っているところに強さを感じます。また、個々の裁量が大きいため、自己成長を実感することができます。
私がリーダーを務めているリスキリングチームの特長で言うと、年齢が若いチームで構成されています。
各メンバーは、自分が周りに「与える」気持ちと、そこから何かを「得る」というバランスがうまく取れていると思います。
1つ目標が決まると、どこまででも走り続け、結果を追求できるチームだと思います。
リスキリングチームについてはこちらをご覧ください。
-西山さんの業務を教えてください
まず、リスキリング戦略の全体設計やチームビルディングを行いました。
具体的にはゴール設計とKPI設計を行い、チームメンバーにタスクを振り分ける全般的な業務を行いました。
現在は、5月から実施している生成AI全社研修の開発やAI人材レベルの定義と制度設計、さらに外部サービス化に向けて進めています。
-リスキリングチームのリーダーをやって大変なことや苦労したことはありますか?
バックグラウンドが異なるメンバーが集まっているため、前提条件や情報を揃えるのが大変でした。
AI統括部は4月に設立されたばかりの部署で、各メンバーがチームに入るタイミングもバラバラで、その都度インプット情報を合わせるのに時間がかかりました。
-課題を解決するためにどのようなことを行いましたか?
メンバーにヒヤリングを行いました。
ヒヤリングは、物事を階層化して伝えることを意識し、相手が理解しやすいように徹底しました。
具体的には、まず大枠を端的にわかりやすく伝えます。
その後、中程度のレイヤーに落とし込むことで、情報の伝達がスムーズになるよう心がけています。
-西山さんが普段課題を解決するために大切にしてることはありますか?
私が課題を解決するために大切にしていることは2つあります。
1つ目は、とにかくアウトプットを出し続けることです。
主観にとらわれず、資料や設計を形にして様々な人からフィードバックをもらい、ブラッシュアップを繰り返すことでしか課題は解決しないと思っています。
フィードバックを依頼する際も事前に指摘されそうな箇所を仮説を立て、対策しておくことも意識しています。
2つ目は、相手の回答を制約することです。
相手に質問するときや何かを依頼する時に多くの人は「○○でよろしいでしょうか?」のように謙虚さを大切にしていることが多いと思います。
謙虚な伝え方は大事ですが、見方を変えると相手に判断のコストを押し付けているとも考えられます。
なので、私は言い切ることを意識しています。
例えば、「資料が完成したのでチェックしていただけますでしょうか?」ではなく、「この資料を来週提出するので、〇〇を見てほしいです」のように言い切るようにしています。
このようなコミュニケーションをすることで、相手は確認する箇所が明確になり、YesかNoで答えやすくなります。また、フィードバックのサイクルを早く回すことができます。
-この考えに至るまでに何かきっかけはありましたか?
2つのターニングポイントがありました。
1つ目は、大学院卒業後に企業に生成AIを教えたり、地方の商工会議所で生成AIセミナーをやっていた時期です。
その時は、話すのがうまくなく、内容が相手に伝わらないという挫折を何度も経験しました。
失敗を重ねながら改善と挑戦を繰り返し、少しずつ良い反応を得られるようになりました。
2つ目は、トヨタコネクティッドで初めてチームとして業務を行ったことです。
今までは、個人で活動していましたが、チームメンバーのさまざまな反応からわかりやすい説明を経験則として積み上げていきました。
この2つのターニングポイントから場数と経験が大切だと学びました。
何事も初めは上手くいくことばかりではありませんが、そこで反省して次の行動に繋げていけるかが成長していく上で重要なポイントだと思います。
-最後に今後の意気込みを教えてください
私の座右の銘は「なんでも経験」です。
経験することでしか成長できないと考えているので、とにかく打席に立って挑戦していきます。
その中で、アウトプットが評価される状態を作り、信頼を得れるようにこれからも頑張っていきます!
まとめ
今後も定期的にAI統括部で活躍するメンバーにインタビューを行っていきます。
インタビューでは、どのようなプロジェクトを行っているのか、成功事例や失敗談など現場のリアルを公開できる範囲で共有していきます。
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