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野心的な挑戦と新しい技術の「探索」を繰り返し、R&D担当として重要な役割を担う【Member Interview vol.2】
新しい事業の「タネ」を育て、未来の社会課題解決を目指す——トヨタコネクティッドの先行企画部は、組織の中で「未来を先取りする」集団として活動しています。
まだ見ぬビジネスを生み出す役割を担っているため、仕事内容を具体的にご紹介するのはなかなか難しいものです。
そこで本noteでは、部内で活躍している個々のメンバーにスポットライトを当てることにしました。今回は、エンジニアのラオ・ブライアンさんをご紹介します。
ラオ・ブライアン Lao Bryan
フィリピン・マニラ出身。2014年に来日し、大学院博士課程で運動制御理論や潜在変数モデル、マルチエージェントシステムなどの研究を行う。2021年より日本企業でエンジニアとして働き、2024年1月にトヨタコネクティッドに入社。
日本の文化に惹かれて来日し、研究開発職の仕事に携わる
—— 現在、どのようなプロジェクトに携わっているか教えてください。
ブライアン:主にR&Dに携わっており、最新技術のモニタリング、PoC(概念実証)、プロトタイプ作成などを行っています。現在、特に注力しているのはゲームエンジンやAI技術に関連する領域ですが、基本的には特定の技術に絞らずに、広く探索的な研究活動に取り組んでいるところです。
—— 入社前は、どのようなキャリアを歩んでいたのでしょうか?
ブライアン:学生時代、ものづくりに興味をもってプログラミングやメカニカルパーツについて学び、大学ではコンピュータエンジニアリングを専攻しました。その後、日本の文化や環境に惹かれて2014年に来日し、博士研究員として関西の大学院に在籍しながらさまざまな技術の研究を続けていました。
7年ほど同じ環境で過ごした後、そろそろ新しい環境で次の挑戦をしたいと考えるようになったんです。そこで東京に拠点を移し、ソフトウェアエンジニアとして2年ほど働きました。
—— トヨタコネクティッドに入社した経緯を教えてください。
ブライアン:大学院時代の知人がトヨタコネクティッドで働いており、会社や仕事の話をよく聞いていたんです。いつも、話をする彼がすごくポジティブに生き生きとしていたので、楽しそうな職場だなと思っていました。
社内にR&Dのポジションがあると聞き、彼の紹介でカジュアル面談をお願いすることにしました。そのときにはじめてお会いしたのが、野口部長です。お話しする中で、チームメンバーの成長を真剣に考えてくれるすばらしい上司だなと思いました。
この環境ならどんなことでも挑戦できるかもしれない、という希望が湧いてきて、入社することに決めました。
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“野心的な挑戦”が奨励される環境で、最先端の技術を取り扱う
—— 2024年1月に入社してから10か月、実際に働いてみていかがですか?
ブライアン:一人ひとりのメンバーが尊重されており、研究者としてもエンジニアとしても仕事に注力できるすばらしい環境だと感じています。
私が入社した当初はまだ人数が少ないチームだったのですが、だんだんとユニークなバックグラウンドや、異なる専門性をもつメンバーが増えてきたので、日々よい刺激を受けています。
多くのプロジェクトではスクラム開発を行っており、今は基本的に1週間のサイクルでスプリントを回しています。ですから非常にスピーディーにフィードバックを得ることができ、モチベーションの維持にもつながっています。
既存のプロジェクトだけにとどまらず、自分自身の関心がある新しい技術の研究にも積極的に挑戦することができています。
—— さまざまな困難に直面することもあると思いますが、どのように乗り越えていますか?
ブライアン:R&Dは、短期間ではっきりとした成果が得られる仕事ではありません。まだ誰も活用できていない最新技術を扱うわけですから、「これが成功である」という状態を明確に定義できませんし、全体像やロードマップを描くことも困難です。
それがこの仕事の難しさであるとは思いますが、だからこそ、未知の技術を探索し、その内容をチームメンバーにどんどん共有していくことが私の役割だと考えています。
例えそれが失敗経験だったとしても、その内容には大きな価値があります。先行企画部には失敗を「改善のチャンス」と捉えるカルチャーが根づいており、野心的な挑戦を奨励してくれる空気があると思います。
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海外支社とも協働しているため、「どこで働くか」は重要ではない
—— 海外国籍のメンバーの中には、日本以外の支社で働くことを選択する人もいます。ブライアンさんが日本で働く理由はどんなところにありますか?
ブライアン:私自身は、自分が生活しやすいから日本で暮らすことを選択しているにすぎません。
さまざまなプロジェクトを進めていく中で、海外支社のメンバーともオンラインで頻繁にコミュニケーションを取っています。だから正直なところ、「どこで働くか」が仕事に大きく影響することはないと思っています。
また新技術の情報収集をするためなら、海外で開催されるカンファレンスやセミナーへの参加を、会社が積極的に後押ししてくれることも大きいと思います。
参考)ブライアンさん自身が参加したアメリカのカンファレンス「Government Fleet Expo」に関するレポート
https://note.com/bryan_lao/n/ned2553776b00
個人の意見やアイデアを尊重してくれるカルチャーに感謝
—— これからチャレンジしたいこと、実現したいことはありますか?
ブライアン:毎月のように新しい技術が出てきますので、今後もそれらをいち早くキャッチし、実際に試してチームに情報共有をしていきます。
将来的にはそうした技術を集約し、自分自身がリードするプロジェクトをもって、革新的な製品を開発して世の中に送り出したいですね。その製品やサービスを、ぜひ多くの人に活用していただきたいと思っています。
これからさまざまなチャレンジをしていくうえで、何より、個人の意見が尊重され、出したアイデアを周りのメンバーや会社がサポートしてくれる環境にとても感謝しています。引き続き、この会社で長く働いていくつもりです。
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トヨタコネクティッド 先行企画部では積極的にエンジニア採用を行なっています。カジュアル面談の窓口も設けていますので、今すぐの転職をお考えでなくでもご興味ある方はぜひご連絡ください!
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