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次世代の子どもたちのために、1日も早く「世界をよくする」事業をつくる【Member Interview vol.3】

新しい事業の「タネ」を育て、未来の社会課題解決を目指す——トヨタコネクティッドの先行企画部は、組織の中で「未来を先取りする」集団として活動しています。

今回は2021年より当社に参画し、事業開発を担う組織作りに尽力してきた野口さんに、組織マネジメントについてお話を聞きました。

野口さんはどのような考え方のもと、マネジメントに取り組んできたのでしょうか。


野口 真美 Noguchi Mami
先行企画部 部長
2006年京都大学大学院社会基盤工学を修了後、大手通信キャリアに入社。通信インフラ、IoT/AIの研究開発、技術の立場からの事業開発支援、研究開発戦略策定、技術開発の事業計画、技術系組織立上などに従事。2021年から現職。主に研究開発および新規事業開発の企画、実施、推進、全社支援およびオープンイノベーションを目的としたアライアンス推進に取り組む。

ずっと筋トレばかりではダメ。もっと急いで走る必要がある

—— 2021年から取り組んできた組織・チーム構築について、現在の手応えを教えてください。

野口:そろそろ、私がいない方がうまく回るんじゃない? と思っていますね。

—— と、いいますと?

野口:人って、役割を持つと成長するんです。役割が人を育てる。私が部長のポジションを譲って、そのメンバーが成長するならその方がいい。大切なのは、自分と会社が成長することじゃないですか。私にとっては、メンバーが育つことが自分自身の成長でもあります。

ただ「できないことをできるようにしろ」という教育はもう古いですよね。だから適材適所でそれぞれの得意領域をできる限り伸ばし、できないことはチームで補完し合えればいいと思っています。私も、見通しを立てることは得意ですけど、事務処理が苦手で今でも失敗だらけですから(笑)

—— 組織をマネジメントするうえで、重視していることは何ですか?

野口:よくメンバーに伝えているのは、「山の登り方なんて何でもいい」ということ。ゴール地点さえ合致していれば、あとは自主性に任せて取り組んでもらっています。それぞれの裁量に任せつつ、みんなが楽しく働ける環境が大事だと考えています。

重要なのは“圧倒的な当事者意識”ですね。事業計画でも何でも、上から降ってきたものをただこなすだけではつまらないじゃないですか。自分たちで考えて、チームでディスカッションして、ゼロから作りあげていった方が楽しいですよね。

—— 現時点で、感じている課題はありますか?

野口:スピード感。まだまだ足りていないです。実は最近も、メンバーから上がってきた事業計画の立案・実行に対してその点を指摘しています。

みんな、アクションを起こすまでに考えすぎる傾向があるんですよね。ずっと筋トレばかりしてる感じ。世界をよくするためには、もっと急いで走らなきゃいけないんですよ。

子どもや孫の世代に、胸をはれる仕事をしたい

—— 「世界をよくする」ことは、野口さん個人の思いでもあるのでしょうか。

野口:次世代の子どもたちに自信をもって、「世界をよくしているよ」と言いたいじゃないですか。特に自分が親になってからは、その思いが強くなりました。自分の子どもにも、孫にも、胸をはってそう言いたいんですよ。

今、世界中で起きているさまざまな不均衡を何とかしていきたい。がんばったところで私には実現できないかもしれないけれど、誰かが動かなきゃ何も変わっていかないですよね。「なぜ働いているのか」という問いに対する答えは、私の場合、そこに尽きるかなと思います。

—— 野口さんの思いと、トヨタコネクティッドが追いかけているミッションが合致しているのですね。

野口:そうです。当社はさまざまな社会課題を解決するための事業開発に取り組んでいるので、私の思いとも完全にマッチしています。トヨタコネクティッドのように、新しい領域の事業に積極投資する会社はそこまで多くないと思います。

—— 世界をよくするために「急いで走らないと」というお話がありましたが、現在のフェーズで、先行企画部という組織はどんなメンバーを必要としていますか?

野口:今いちばん不足しているのはPdMです。ベンダーコントローラーではなく、自社内の新たなプロダクト開発、新規事業創出を推し進められるメンバー。力のある人であれば、ほぼ全権を委任して自由に「世界をよくする」事業を作ってもらいたいと思っています。

「上司のため」ではなく「自分と会社のため」に働いてほしい

—— 前職時代から管理職を務めている中で、「マネジメントの仕事をしていてよかった」と思うことはありますか?

野口:メンバーが成長したときですね。「この人は、こんなことができるようになったんだ」というのを、間近で見たとき。

私は常々、部下に対して「上司のために働くな」と伝えているんです。自分と会社の成長のためにだけ働いてください、と。

だからチームメンバーの何人かが自主的に、「どうしたら自分たちがトヨタコネクティッドの事業に貢献できるか」というディスカッションをしているのを見たときは、とてもうれしかったですね。「ありがとう!」という気持ちしかなかったです。

—— マネジメントをしていくうえでの基盤となる考え方は、どのように培ってきたのでしょうか。

野口:前職でお世話になった、尊敬する上司がいるのですが、非常に優秀な方で、その人がポストについてから組織が変わっていくのを目の当たりにしました。私はその方に育てていただいたので、当時の自分がしてもらったことを、今のメンバーに対しても実行しているだけです。

“圧倒的当事者意識”を持って、サステナブルな事業構築を共に目指す

—— これからの先行企画部について、どのような展望を描いていますか?

野口:現在は2025年から本格化する、大きなプロジェクトが新たに動きはじめています。今後もとにかくスピードを上げて、世界をよくするためのサステナブルな事業構築に取り組んでいきたいですね。

—— 現在のメンバー、そしてこれからメンバーになるみなさんに向けてメッセージをお願いします。

野口:仕事を選ぶうえで、最終的に重要なのは「誰と働くか」だと思っています。今いるメンバーはみんなバックグラウンドが違いますが、対等にさまざまな視点からディスカッションできる人たちが集まっていて、面白いです。

“圧倒的当事者意識”を持って、私たちと共にスピード感を持って走ってくれる人をお待ちしています。


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トヨタコネクティッド 先行企画部では積極的にエンジニア採用を行なっています。カジュアル面談の窓口も設けていますので、今すぐの転職をお考えでなくでもご興味ある方はぜひご連絡ください!

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※記事内の情報は、2024年12月時点のものです。

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