![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/6963542/rectangle_large_type_2_b23ac7c706faa49a38db4b585f750685.jpg?width=1200)
「人」を軸に情報を届けたい
こんにちは 池田(@jnn04316)です。
きょうは「TBS NEWS」で6月5日にスタートした
新番組「Dooo」が生まれた背景について書きたいと思います。
知らんよ、そんな番組・・・
という方は、是非「TBS NEWS」公式フェイスブックでアーカイブ動画を見て下さい!→こちらをクリックすると動画が見られます
司会の徳谷柿次郎さん(左)
ニュースの届け方は「今のカタチ」だけなのか
マスメディアのニュースは、どうしても大事件や事故、国民が関心を寄せる大きな話題が中心となってしまいます。私もそうしたニュースを追いかけてきた記者の一人として、その意義・価値を否定するものではありませんが、「ニュースって『今のカタチ』だけなの?」と常々思ってきました。
そんな想いから、取材対象者や記者など、人の顔が見える「小さな物語」を中心に、文字と写真の形で、テレビニュースの企画が読める場「ニュースが少しだけスキになるノート」を去年6月noteに立ち上げました。
noteでは、#マンガで報道局 というユーザー参加型のコンテストも開催しました。一方通行ではない、双方向の取り組みを通じて、テレビ番組の「視聴率」や記者の「スクープ」という従来の指標では測れない価値・喜びを感じました。
「小さな物語」や「個人の目線」に触れれば触れるほど、ニッチでも、その人の「熱量」が伝わってくるようなニュースや情報を届ける場を作りたい・・・と思うようになりました。
脱「東京目線」「おじさん目線」のニュース
地上波の報道番組は、どうしても「東京目線」「おじさん目線」になりがちです。「ローカル」ニュースや、「グローバル」ニュースは、どうしても短めの尺になってしまいます。
そんな状況も変化させてみたいと思い、「Dooo」の司会をお願いしたのは徳谷柿次郎さんと堀口ミイナさんでした。
柿次郎さんは、長野と東京の二拠点生活をしている方で、WEBメディア「ジモコロ」や「BAMP」の編集長として全国を飛び回る「地元」の魅力を人に届ける達人です。一方、ミイナさんは5か国語を話す「グローバル」な好奇心の塊のような女性です。
司会の堀口ミイナさん(左)
そんな司会者がゲストを招き、人を軸にして、気になるニュースを聞く。その人の人生を変えた本や言葉を知る。その人が注目している若手(人物)を聞く・・・
ニュースに興味関心が低い人に、「定型」を押し付けるのではなく、
「まず人ありき」で情報を届けようと考えたのです。
柳下恭平さん・小林りんさん・望月優大さん・初沢亜利さん・脇雅昭さん・中西敦士さん・武藤将胤さん(6月27日現在 スタジオ収録済のゲスト)
どのゲストのお話も大変興味深く、将来的にはライブ(生放送・生配信)にも挑戦してみたいと考えています。現在はフェイスブックだけですが、他のプラットフォームへの動画展開も検討中です。
社会の「今」を伝えるだけでなく、時間が経っても色あせない、個人の「熱量」を伝えたい。
「Dooo」はそんな想いで、テレビのスピードよりほんの少しだけのんびり作っている報道番組です。
Dooo!
池田誠