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カレンニー州の若者のソーシャルビジネスアイディア発表会

ミャンマーのカレンニー州のYouth Academy CollegeのSocial Entrepreneurshipの科目を受講している学生さんたちが、わたしに向けて特別に事業アイディアを英語でプレゼンしてくれました!

コロナやクーデターで学校が封鎖され、教育の機会がなくなった若者たちに教育の機会を!とカレンニー州の若者たちが創ったYouth Academy College (YAC)。 YACを立ち上げた若者たちが、すでに素晴らしいソーシャルアントレプレナーです。

そのYACのSocial Entrepreneurshipの科目を受講している学生さんたち9名が、特別にわたしに向けて英語で事業アディアを発表してくれました。

はじめての外国人に向けたプレゼンということで(なんて光栄!)、とても準備してくれて、丁寧にアイディアを発表してくれました。
YACのFacebookの投稿はこちら

カレンニー州特産のワイン、コミュニティでよく採れるバナナを使ったバナナチップ、ライムのお菓子、プラスティックバックを使ったバック製品、イベントオーガナイザーや伝統的な料理が楽しめるレストランなど、様々なアイディアがありました。とっても応援したくなるアイディアばかりでした!

YACの紹介
YACの紹介
事業アイディア発表の様子
事業アイディア発表の様子

発表と発表の間の時間でちょっとお話させて頂いた先生によると、
現在カレンニー州の経済は「空爆、物価上昇、人材流出」により非常に厳しいとのこと。

発表の間も、太陽光発電で充電した小さな電気しかなく、写真を見て分かるように真っ暗。何度もインターネットが落ちて、またつながるのを待って、Zoomに入り直して…の繰り返しでした。

2021年のクーデター以降、ヤンゴン以外のミャンマー全土がこのように非常に困難な状況です。3年半以上もこんな状況なのです。
発表してくれた学生さんたちの置かれている状況を思うと、
外部者のわたしとつながること、英語で外国人に向けて発表すること、フィードバックをもらうこと、それが彼らにとってはとても新鮮で意味のあることなのだと、話をしていて感じました。

紛争により破壊や暴力が日常のなかにある社会で、なにか創造的で生産的で明るい未来に向けて思考をめぐらせることができる時間が希望につながるのではないか。
そして海外の誰かとつながることは、自分たちの存在が忘れられていない、そう思える希望につながるのではないか。
そしてそれは、わたしが想像するよりはるかに大きなことなのではないか。

同時に、
長期化している紛争によりコミュニティのつながりや経済が破壊されて続けていますが、今後立て直しの時期が必ずくることを思うと、そのコミュニティの経済開発を担うソーシャルビジネスアイディアやコミュニティビジネスアイディア、そして若手社会起業家を今から支援することは、絶対に必要なことであるとわたしは思います。

Transformative Borders Internationalが目指す国境周辺地域のソーシャルインパクトの担い手となる人財の育成として
今回発表してくれたアイディアが形になっていくことを応援していくこと、
そして、彼らの日々と未来が希望あるものとなるよう、つながり続けながら、応援していきたいと思います。


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寺澤 彩(Pちゃん)
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