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タイワンタナゴ(台湾石鮒)が棲む水辺へ 0日目〜準備編・前編〜【台湾タナゴ遠征】

タイワンタナゴを釣りに3泊4日で台北一人旅

神奈川の自宅から品川へ出て成田エクスプレスで成田空港へ。京急線と京成本線を乗り継ぐ最安ルートなら1,800円程度だから本当は節約したいところだが、朝にどうしても済ませなければならない役所関係の用事があり、行きは成田エクスプレスになった。国際線は早めに到着しておかないと不安だ。3時間前くらいが安心だと、旅行ガイドやサイトにも記述があるし、旅行サイトからは出発4時間前にリマインドがきた。

そして、今回の日程は中華圏の旧正月関連の連休とどかぶりでもある。混雑が心配だったが、どちらかというと帰省する人よりも中華圏から出国する人の方が多いタイミングなのか危惧していたほどは混んでおらず、荷物を預けてスムーズに出国。1杯1,600円のカレーうどんを食べて(ちなみに、別のうどんはもっと高かった)、搭乗口で時間を持て余すことになった。

行き先は台湾。狙うのは、真っ赤な目とヒレがひときわ目を引くタイワンタナゴである。

カレーうどん1,600円ってマジかよ。
電波少年や沢木耕太郎『深夜特急』で育った世代。学生の頃は1ヶ月東南アジアを一人旅で巡ったりもした。しかし、よく考えると、1人で外国に行くのは学生の頃以来だ。


タイワンタナゴ。中国語では台湾石鮒と書く。高層ビルを望む都会の公園で釣れる。


台北へのルートは主に2通り

首都圏から台湾へ向かうには主に2通りの方法がある。

ひとつは今回選択した成田空港から出発するパターン。成田空港は国際空港であり便数が多いため、必然的に安価な便も探しやすい。しかし、その一方で激安すぎる便は早朝出発だったり、現地への到着が深夜になったり、今回はあまり見かけなかったが、香港や韓国で乗り継ぎの便などもある。当然、乗り継ぎ便は時間がかかる。

成田空港は遠い。私にとっては霞ヶ浦の少し手前というイメージで、実際、ブラックバス雑誌を手がけていた時代は鹿島の大企業の研修などで霞ヶ浦方面の宿が空いていないときに成田に泊まることがあった。

出発が早朝だと、車の駐車場代がかかったり、成田のホテルに前夜入りを余儀なくされ宿泊代がかかる。特にホテルは最近高め。気をつけないと節約したつもりでもその分余計な出費につながることになりかねない。

今回は予約が直前になってしまって断念したが、羽田空港からの便もある。航空券代は高めに出るが、家から近いため、比較すると意外と高くない場合がある。

また、羽田からの便には台北の市街地に近い松山空港への便もある。たぶん、松山空港は台北における羽田空港のような位置付けなのではないか。今回のように目的地が台北メインだったり、台北から鉄道を利用して他の地方都市への移動があるなら松山空港の方が色々と便利だ。

成田エクスプレス、もしかしたら人生で初めて乗ったかも?乗り換え時間がなく、慌てて飛び乗ったが指定席券は車内でも買える。
行き先は台北桃園国際空港。
空港からMRTでとりあえずターミナル駅である台北駅へ。切符の代わりにこのコインのようなものを使用した。
台北駅でPASMOのようなカード(悠遊カード)を入手し、500台湾ドル(元)をチャージ。以降はこのカードで快適に移動。バスでも使えるらしい。


ホテル予約の際の注意点

台北のホテルはあまり安くない。東京よりは安いが、最近の日本とほとんど同じくらいだろうか。宿泊したのは古い安宿で、外の看板に1,000元とあったから5,000円しないくらい。安いところはシングルルームではなく、ドミトリーなどバックパッカー向けのような部屋。「最安」を選んでいくと、部屋を選択する段階でドミトリーであることに気づき、再度選び直しということになってしまう。

今回はネットで航空券とセットで松山駅近くのホテルを予約した。このエリアは以前の台湾出張時に泊まったことがあり、屋台などがある松山市場が近く、台湾名物の夜市(饒河街観光夜市)もある。ティラピアなどがいる基隆河も近い。

そんなこんなで年末年始に熟考しながら選択した結果、やや割高で、なおかつ成田〜桃園の便になった。

狭く、不快感をギリギリ感じない程度に汚い典型的な安宿だったが、松山駅や市場、夜市に近くコンビニも数軒あり、便利な立地。
MRT松山駅前。
松山慈祐宮。台湾らしさが全開(?)で、なおかつ荘厳な雰囲気。

往復ともにチャイナエアライン

台湾のフラッグキャリアであるチャイナエアラインを選択した。予約がもっと早ければ、香港のキャセイパシフィック(なぜか成田から台北への直行便がある)なども選択肢にあったし、ANAと同じスターアライアンスのマイルが溜まる航空会社も選べた。早めに日程を決め、予約した方がやはり色々有利だ。

チャイナエアラインは荷物の制限などもきびしくない。LCCは安いが、規定の範囲内に荷物をまとめるのが本当に面倒で、オーバーすると結局追加料金でLCCの意味がなくなってしまう。成田のターミナルも一番遠く不便な第3が多い。

使用機材はエアバスA330-300。機内食も出た。

チャイナエアラインは台湾のフラッグキャリア。台湾には他にもエバー航空などがあり、LCCも多数就航している。
午後の便だったが機内食付きだった。

(続く)

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