見出し画像

2024年新潟サクラマス釣り2日目【荒川】

2024年3月3日 新潟県村上市 荒川

雪下ろし


荒川から新潟市内の実家までは往復2時間弱かかる。睡眠不足で時間は惜しかったが、最低気温は氷点下。この気温では車中泊は無理だ。2日の夜はやむなくいったん実家に帰る。母の病状が悪くなり、結局そのまま亡くなってしまった年末年始の実家は妻と子もいて賑やかだった。今度は誰もいない。

朝起きると新潟市内の実家の周りは雪が積もっていた。前日の段階では荒川周辺は雪景色だったが、実は新潟市内には積雪はなかったのだ。新潟市周辺は県内の平野部でも特に雪が少ない。沖合に佐渡があるおかげ(通称「佐渡ブロック」)という説もあるらしい。3日の朝は車にも雪がどっさり積もっており、除雪器具などが実家のどこにあるかわからず、雪をどかすのにひと苦労だった。道路は道路でまだ除雪はされておらず、新雪にわだちを引きながら家の前の道をゆっくり出て行った。

後に地元の人に聞いたところによると、3月最初の週末はこの冬一番くらいに荒れた天候だったとか。

雪下ろしから始まる一日。
雪。雪。雪。


誰もいない河原、つかめないサクラマスの行方


手がかりはゼロだった。

寒さに体が慣れてきたのか、いくらか長い時間川に立っていられるようになった。しかし、少し気を抜くとロッドに雪が積もっていた。

なんとか午後2時過ぎまでロッドを振り続けたが、どうしたら少しでもサクラマスに近づけるのか、皆目見当がつかない状況。

誰かほかのアングラーがいたら話をしてみたかったが、誰もいない。そもそもまだ遡上の情報がないのかもしれないと思った。

荒川のラーメン屋さんでラーメンを食べて帰路に。

雪景色の河原。
寒さに慣れてきて、川に少しなら立ち込めた。
ハクチョウの寝床?近くで釣り開始。
荒川らーめん魂あしら。けっこう人気店。
冷えた体にしみる。


パジェロが壊れた


「次こそは手がかりだけでも見つける」

そう意気込んでいったん神奈川に帰り、朝はさもたいそうな仕事をしに行くかのように家を出て、昼は会社で仕事をしているフリをしたり、夜は裏アカを使って気に入らない釣りブロガーや釣りユーチューバーの悪口をSNSに書いたりしていた。そんなとき事件が起こった。パジェロが壊れたのだ。

セレクターが重くて動きづらい。パーキングにうまく入らず始動時にエンジンがかからなかったり、ドライブに入らずバックしかできなかったり、相当まずい壊れ方だ。

積載車で修理工場へ運び込んだ。どうやらワイヤーが劣化しているらしい。実はこの不調には元々気づいていて、部品は注文済み、工場の空き待ちだった。しかし、年度末でなかなか空かず。計画的に直すつもりが大誤算。代車生活になってしまった。当然ノーマルタイヤである。

翌週は期待の新月大潮だったのだが、平野部はともかく道中の関越道の積雪を考えると新潟行きは断念せざるを得なかった。

積載車で自宅に。
自宅から修理工場へ。
代車。サクラマスはしばし戦線離脱かと思われた。

いいなと思ったら応援しよう!