2024年新潟サクラマス釣り1日目【荒川】
2024年3月2日 新潟県村上市 荒川
雪景色の荒川
初日は吹雪だった。
3月1日、解禁日は金曜日。夜9時まで会社で仕事をして、日本海東北自動車道荒川胎内インターを下りたのは2日未明2時過ぎ。車は雪まみれ。コンビニに立ち寄るため外に出ると、風が強く突き刺すような寒さ。朱鷺メッセで開催されていた「にいがたフィッシングショー」のため半月前にも新潟入りしていたのだが、そのときは2月の新潟とは思えない陽気だった。下見のため荒川の河原を見て回ったが、雪はまったくなかった。
6時過ぎには真っ白な荒川の河原へ向かった。雪は止んでいたが、厚手のグローブをしていても手がかじかんで準備が思うように進まない。氷上ワカサギ釣りや真冬のタナゴ釣りと気温その他の条件はさほど変わらないはずだが、手首に巻けるカイロのようなものがないとキャストを繰り返す釣りは難しいのではないかと思った。
なんとかロッドを振る。気温は氷点下。風が強いのもあって、長時間外にいることができない。
車横付けポイント限定?
川に立ち込むことはおろか、河原を歩いてポイントに向かう気すら起きない。車を横付けできるポイントで、寒くなったらいったん車内に避難、しばらく暖まってからまた竿を振る。この繰り返し。
サクラマス釣りってこんな釣りなのか?
子どもの頃、真冬に父と新潟西港(※現在は大半が釣り禁止)でハゼ釣りをしたときのことを思い出した。寒くて外にはいられないから、船が通ったあとだけ仕掛けを上げに車から外に出る。船が通ると底でエサが巻き上げられ、いい誘いになるのか魚の活性が一時的に上がるのか、大抵仕掛けにはハゼがついていた。
ルアーはただ冷たくなって帰ってくるばかり。
河原は静かだ。ほかに誰もいない。解禁直後の週末ってもっと賑やかなんじゃないのか。様子を見にきたのだろうか、地元ナンバーの車が時々河原をゆっくり走っていた。2台は見かけたと思う。ほかは県外ナンバーの車とその近くで竿を振る人を見たのみ。
荒川サクラマス遊漁について
遊漁期間や料金などをまとめておく。2024年から遊漁期間が少し長くなったようだ。すべて2024年のもので、2025年以降は変更になる可能性がある。2025年のサクラマス釣り遊漁の案内。
遊漁期間
3月1日〜6月15日遊漁区間
丸山大橋下流端〜日本海東北道橋上流端(花立頭首工付近に禁漁区あり※現地に看板あり)遊漁料金
20,000円(年券のみ。現場売りなし)※中学生以下および女性無料(申し込みは必要)募集期間
1月10日〜1月31日応募方法
ハガキまたはFAX募集人数
200名抽選日
2月1日当選の連絡
当選者にハガキなど(実際は封筒)
渓流すら不発
結局、この日のサクラマス釣りはドロップアウト。フィッシャーズ村上店で新潟県内共通遊漁証を購入。荒川の渓流は4月解禁だから、県北の小渓流に入ってみた。しかし、まったくの無反応。午後にはさらに雪が強まり、周囲を単色の世界へと変えていった。