2024年新潟サクラマス釣り3日目【荒川】
2024年3月16日 新潟県村上市 荒川
ダメな引き運の使い方
パジェロの修理はなかなか完了しなかった。早めに預けておけば、もしかしたら早めに終わらせてくれたりするのではないかと淡い期待を抱いていたのだが、甘かった。相変わらずの代車生活だったが、積雪がなくなってきたとのことで新潟へ向かった。
ある意味「さすが俺」案件? 遡上してきたばかりのサクラマスがいるような気がして、区間最下流と言っていいエリアでキャストを開始すると、朝イチにヤマメが釣れた。しかもスレかよ…と思っていたが、口元の傷を見るとアゴにも掛かっていて途中で外れた模様。種としては同じ魚であるが…。後で地元の人に話したところ、サクラマスの稚魚として放流したばかりの個体ではないかとのことだった。
さらに、釣れると評判のルート90MDを拾った。
最下流でヤマメを釣り、さらにはルアーを拾う。ダメな引き運の使い方だ。
午前中はまだ荒川周辺に残っていたハクチョウの大群の迫力にちょっとドキドキしながら下流でキャストを繰り返した(威嚇されていた?)。特に朝はまだ河原の寝床に残っているハクチョウが多く、遠慮しながらキャストせざるをえなかった。私が少しでもおかしな動きをすると(そうかれらが判断すると)鳴き声が大きくなったからだ。
花立頭首工より上流区間を様子見
この時点では期待薄と思われたが、午後は花立頭首工より上流、丸山大橋までの区間の様子を、ウォーキングがてら見に行った。しかし、なんともつかみどころがない。支流が流入していたり、水深や川幅の変化があったり、下流よりは着き場はわかりやすいような気がしたが、ルアーをキャストしてみようかという気にはならなかった。
結局、夕方は最下流に戻り、夕陽が沈むまでキャストを続けた。
まだ寒いのと、狭い代車で車中泊は厳しいのとで今回もいったん実家に帰った。冬の凍結で給湯器のホースが破裂し、壊れてしまったため実家では風呂にすら入れない。スーパー銭湯に寄って小嶋屋で蕎麦を食べて、実家では寝るだけだった。子どもの頃、母と出かけてよく迷子になったジャスコ(イオン)に寄って、仏壇に母が好きだったドーナツを供えた。
新潟県のサクラマス事情
2024年は荒川と三面川のサクラマス釣りに参加した。いずれも規模の大きな川であり、サクラマス遊漁区間が長く、遠征組も多い。釣れているにしろ釣れていないにしろ情報も豊富だ。私はフィッシャーズ村上店のインスタグラムを常にチェックしていた。
新潟市内の実家から一番近いのは加治川で、車で30分程度でアクセス可能だが規模は小さい。胎内川はいいサイズが上がったという情報もあったが、加治川に関してはほぼ情報がない。胎内川と加治川は毎朝のように通えるならともかく、遠征で行くには適さない気がした。
4河川で釣りが可能
新潟県北部から三面川、荒川、胎内川、加治川の4河川でサクラマス釣りが許可されている。これら4河川はすべて下越地方にある。募集人数は各100〜200名
三面川と荒川が200名、胎内川と加治川が100名。超過した場合は抽選だが、ここ数年では三面川と荒川はほぼ定員割れと思われる。実際2024年の荒川は定員に満たなかったと書面にあったし、三面川は私自身追加募集に応募した。遊漁証は年券のみ
すべて年券のみ。現場売りなし。秋田県の米代川や福井県の九頭竜川などは日釣り券の設定もあるが、新潟県内4河川はすべて年券。そして、基本的には事前申し込み。三面川は枠が余っていればシーズン中に申し込むことも可能。ただ、通常の渓流の年券のような即日発行には対応していなさそうだ。遊漁料金は2万円前後
三面川は税込み20,900円、荒川、胎内川、加治川は20,000円。ちなみに、他県の年券は富山県黒部川は25,000円(非組合員)、神通川は32,000円、米代川は15,000円(米代川水系サクラマス協議会サクラマス共通券)、九頭竜川は8,000円(九頭竜川中部漁業協同組合)だ。遊漁期間
もっとも長いのが三面川と荒川。3/1〜6/15、3ヶ月半。もっとも短いのは加治川で、3/16〜5/31の2ヶ月半。胎内川は3/16〜6/15、3ヶ月。他県を見ると、早いところでは福井県九頭竜川が2月解禁、宮城県追波川が1月解禁。秋田県米代川は現在では4月解禁だが、以前は6月解禁だった。3月解禁の川が多い渓流に対し、サクラマスは解禁日、期間ともにバラバラである。