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39歳父の竹修行奮闘記 第二十六回「竹で指輪を作れ!」
【前回までのあらすじ 】
39歳でひょんなことから別府で竹細工を学ぶことになった私。竹細工をする上で、とにかく大事な材料作りであるひご取り。竹を割って、剥いで、幅を揃えて、面を取って、うらすきで厚みをそろえて、とうとうひごが出来上がる。まず風車と四海波かごを作って、第一課題「六つ目編み盛りかご」、第二課題「鉄鉢盛りかご」が完成し、夏休みを経て、いよいよ二学期、第三課題「網代編み小物入れ」、第4課題「菊底編みバスケット」が完成し、家でも竹仕事をスタートした!
今日は竹で指輪を作ってみよう!
指輪を作るとは言っても、元々は樽を固定していた箍(たが)の編み方を応用したものだ。「箍が外れる」という慣用句は知っていても、竹製の箍を見たことがない人も多いかもしれない。
今日使うひごは、幅1.2mm、厚さ0.4mm、長さ40cmの青竹だ。
早速作ってみよう。ちなみに指が傷だらけなのは竹仕事のせいで、深爪なのは爪噛みのせいです。
1周目
まず左の親指でひごを持つ。
ぐるっと一回転させてまた親指と人差し指で挟む。
同じ要領でもう一周してまた挟む。
右側の輪を左の輪の下に入れて交差させる。
交差させた先の隙間に、ひごを左下に向けて差し込む。
次は左の輪を右の輪の下に入れて交差させる。
隙間にひごを右下方向に差し込む。
差し込むとこんな感じで、その先が平行になっている。
最初と同じように、右の輪を左の輪の下を通して左側に動かして、交差させる。
隙間に左下方向にひごを差し込む。
差し込んだ後はこんな感じで、最初に戻ってきた。
次は最初のひごの下に差し込む。
これで1周目が完了。
2周目
2周目は、1周目のひごと同じ穴を通っていく。
1周目のひごの右側に差し込んで左下方向に出す。
このとき2周目のひごが、1周目のひごの外側に並んでいるとよい。
次も同じく1周目と同じ穴に入れる。
今度は1周目のひごの左側にひごを差し込む。
2周目の最後は、1番最初に左手で持っていたひごを巻き込んで、同じく1週目
2周目が完了した。
3周目
3周目は、平行になっている1周目と2周目の間に入れる。
ただここで注意が必要だ。
今は1周目が外側に来てしまっているが、これではダメだ。必ず2周目が外側に来た状態で、その間を通す。
2周目のひごを下を通して外側に出し、その間に庇護を差し込む。
次も同じく2周目のひごを外側にした状態で左奥に差し込む。
そして最後は、飛び出た最初のひごの下を通す。
余分なひごを切ったらできあがり♪
幅が違うとだいぶ印象も違う。
近々みんなで竹指輪を作るワークショップを企画したいと考えている。竹の指輪は作りながらサイズの微調整ができるので、指の太さに関わらず、自分にぴったりの指輪をつくることができるのが大きな魅力だ。
耐久性と使用感に関しては、先週からずっと付けっぱなしにして検証中。今のところ特に不具合はない。
ネット上にもあまり情報がない竹指輪、ぜひ作ってみてほしい。
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