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毎日を記録する。

今月に入ってから日記をつけるようになった。
変わり映えのしない毎日を生きていると、昨日何をしていたのかを思い出せなくなってくる。
それがなんだか恐ろしくて、1日1日をしっかり記録して大切にするためだ。
A4のノートに日付と天気を書いて、その日あったことを書く。最後はなるべく「今日もお疲れ様」で締める。
そんななんとなくのルールで書き始めた日記は、早くも書き忘れが多発している。
あれ昨日の日記書いてないな、がもう2回くらいあった。そして多分ほんとに昨日の日記を書き忘れているからこれで3回目。
三日坊主という性格がしっかり染み付いてしまっているようで嫌気がさす。
書き忘れなくなる方法とかがあったらぜひ教えてもらいたい。

日記といえばもう一つそれっぽいものを始めた。BeRealだ。
若者に大流行し、もはや日常と化したBeReal。
自分はかつて絶対にやりたくないし、あり得ないと思っていた派の人間だ。
毎日不特定の時間に通知が来て、それが来たら数分以内に写真を撮らなきゃいけないなんて、まさにSNSに支配されているようなものだ。ただでさえSNSと距離を置きたいと思っているのに、そんなものやる訳ない。
そう思い、強く拒否していた。

しかし、BeRealには一つの大きな良さがある。
それは毎日の記録になることだ。自分がその日何をしていて、どんな顔をしていたのかが視覚的にわかる。
BeRealのアプリにはカレンダーみたいなものがあり、そこをタップするとその日に撮った写真が見れる。正しく日記だ。


毎日を記録したいと思っていた僕はようやく重い腰を上げ、BeRealを入れてみた。
そしたら案外楽しい。通知をオフにすれば、自分の好きなタイミングで撮ることもできることも入れてから初めて知った。
毎日ワクワクしながらBeRealを撮っている。一枚写真を撮る、たったそれだけなのにこんなにワクワクするのはどうしてだろう。
このワクワクはきっと新しいことにチャレンジしているからだろうな。

日記をつけ始めたことも、BeRealを始めたことも、毎日をちゃんと記録したいという思いからきている。
なんとなく過ぎていく毎日だけど、二度と同じ日々は帰ってこない。
20歳の僕が生きている10月10日は今日しかない。
大学3年生の僕が生きる10月11日は明日しかない。
そんな風にかけがえのない瞬間を、毎日を僕らは生きている。
だからこそ、それを愛したい。
ただ過ぎていく日々を、大切にしたい。
変わり映えのない日常も、抱きしめてあげたい。
全部僕で、僕の軌跡で、僕の一部なんだ。
だから全部忘れないでいよう。抱きかかえてやろう。
毎日を記録することは自分を愛するための一歩だと信じて。


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