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やっと”大学生”になれたのかも

不安に押しつぶされそうだけどなんとか頑張るよ。みたいなことを宣言してから、2週間が経った。
この2週間、憂鬱に苛まれメンタルもかなりダウンしだいぶ参っていたのだが、その詳細を語るのは後日に取っておいて、今日はここ数日間の出来事について書こうと思う。

僕は今絶賛休学中なのだが、実はゼミに出席するためだけに休学中なのに律儀に週に一回大学に行っている。
決して単位がもらえる訳ではないのだが、個人的に心の拠り所の一つであるゼミには出続けたく、先生に許可をもらい出席している。
そして先週、大学で日頃の研究やゼミの活動を発信するようなイベントが開催され、僕らのゼミもその中で展示を行うことになり、僕はその展示のプロジェクトリーダーをすることになっていたのだ。

何ヶ月も前から展示の準備を進め、先週いよいよ本番を迎えようとしていた。
元々ほとんど交流がなかったゼミ生同士だったが、プロジェクトを通して少しずつお互いを知ることができた。たくさん議論もした。
前日は設営のために朝から晩までみんなで大学に籠っていた。
お昼は敷地内の草むらでみんなでピクニックをした。
こんなこと、3年間で初めてだった。ただただ楽しかった。

イベント本番も展示側のスタッフとして参加した。
去年までただ観覧する側として参加し、いつか展示側で出たいな〜なんて言っていた自分が、展示側のスタッフとして、そしてそのプロジェクトのリーダーとして参加できたことが純粋に嬉しかった。
元々こういうプロジェクトを行うときに、リーダーになって周りをまとめるのは好きだった。展示会の準備や本番を通してそれを再確認し、実際に高揚してる自分自身を再認識できたのが何だかすごく嬉しかった。
そんな自分自身を誇らしく思えた。

そして無事イベントが終わった。
無事終わらせられたこと。たくさんの人に展示を見てもらえたこと。
お客さんと交流できたこと。ゼミのみんなと交流できたこと。そして友達になれたこと。半年前にゼミに入ると決意して踏み出せたこと。休学するからってプロジェクトを投げ出さなかったこと。
嬉しかった。楽しかった。充実感でいっぱいだった。
頑張ってよかった。踏み出せてよかった。

そして漠然とこう思った。
やっとなりたかった”大学生”になれたのかもしれない。
これが”大学生”なのかもしれない。
でも、そんなのどうでもいいのかもしれない。
大事なのはきっとそこじゃない。
自分が好きな自分になれたことが大事なのかもしれない。

わからないことばかりだけど、今はただこの達成感と喜びとを糧に日々を生きていこうと思う。



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