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#55 【実体験】適応障害の過去と克服するまで(後半)

みなさん、こんにちは。流し(ながし)です。
現役で都内のタクシードライバーをしており、
そのかたわらタクシードライバーの転職エージェント活動をしています。

今回は前回の記事「#54 【実体験】適応障害の過去と克服するまで(前半)
」の続きを書いていきたいと思います。

■タクシードライバーという仕事との出会い

社会人生活3年と10か月で4社を経験し(※前回の記事参照)、次の仕事を探さなければならないという状態の中で、義理の父がタクシードライバーをしていたこともあり、半ばやってみようかなという気持ちでタクシードライバーになることを決意しまいた。

4社目を2021年1月13日に退職し5社目である弊社には2021年2月1日に入社をしました。

そこからは過去の記事にも書きましたが、初乗務からわずか3か月で違反と事故を繰り返していまいます。会社では事故惹起者に選ばれてしまい、信号無視の違反で旗振りを1か月やらされたこともあります。周りの先輩からはやばい新人が来たというレッテルを張られ会社にいずらかった時期があります。

この展開だと「#54 【実体験】適応障害の過去と克服するまで(前半)
」の記事を読んで頂いている方ならお分かりだと思いますが、「適応障害」
を発症し、また休む展開が想像できると思います。

しかし今回は違ったのです。「適応障害」の前兆は全くなかったのです。
なぜでしょうか?

■タクシードライバーで適応障害を発症しなかった理由

①仕事への自信

答えはシンプルでした。仕事への自信があったからです。
自信もなにも事故違反を大量にしているじゃんと思われるかもしれません。たしかに事故違反に関しては、まだまだ不安が残っていました。しかし売上に関しては自信があったのです。

自分でいうのもおかしな話ですが、初乗務3日目まだ昼日勤でしたがその時はまだクラウンの配車で無線もない状態で、昼日勤をしている先輩達よりも売上が高かったのです。その後も隔日勤務になりましたが、猛者の先輩たちを互角の売上を1か月目から出すことができていました。

その後も売上がどんどん増えていき、営業所でランキング1位の日も出てくるようになったのです。

きっとたまたま私の適正がタクシーという仕事にマッチしていたのだと思います。性格上1人で仕事がしたい。また頑張ったら頑張った分、給料にダイレクトに反映されるというのが自分にとって頑張り甲斐があったのだと思います。

②過酷でない労働環境

今まで振り返ると過酷な労働環境が引き金となって、体力も心も疲弊して、自分でもキャパ以上の仕事をして「適応障害」になるケースがほとんどでしたがタクシードライバーは違いました。

隔日勤務では2日に1回は明け休みがあり弊社では月に11勤務(※会社によって違います。ただし法律によって最大13勤務までとなっています。タクシー会社への転職を考えらえている際には必ず見た方が良い項目になります。)以上がノルマでしたので比較的ゆるいこともあり、体と心をしっかり休ますことができたのが大きいと思います。

またタクシードライバーの仕事自体、残業も自分の裁量で決めることができましたので、いわゆるサラリーマンにありがちな先輩が残っているから先に帰るのは気まずいなみたいなものがなく精神的にも楽でした。

③パワハラがない

これも大きかったと思います。住宅展示場で働いていた時みたいに、売上が悪い人は全社員が見てる前で晒されて反省を述べる懲罰会議みたいなものはなかったし、椅子が飛ぶこともなければ、「死ね」や「殺すぞ」みたいな怒号を聞かなくて済むようになったのは大きいと思います。

■経験から分かる適応障害になる要因

①劣悪な環境による人間関係のストレス

働く環境がどうしてもブラック企業体質ですと体も心も余裕がなくなってきます。更にそれが自分だけならまだいいのですがそうではなく、その場で働いているみんなに劣悪な環境によるストレスが罹ってくるのでみんないつもの自分ではなくなります。結果余裕がなくなり部下に八つ当たりをするような上司が出てきたりとエラーが出てきます。そうすることによって立場の弱い人は八つ当たりをされるようになって精神を病んでいく構造ができていくのです。

②仕事に自信が持てない

上記のような劣悪な環境だとしても自分の仕事に自信があれば乗り越えることができると思います。自分の仕事に自信がない、もしくは実績がないと周りからの評価や見方も変わり、それこそ立場が弱くなりますしストレスのはけ口にされることもあります。また仕事に自信がないので実績も作ることができず周りの目が気になったり、多少のストレスで押しつぶされてしまい最後に踏ん張れなくなります。

■経験から分かる適応障害になる解決策

ですので

①自分に自信が持てる仕事に就くこと
②過酷な労働環境ではないこと
③なるべく人間関係のストレスがないこと


が職場における「適応障害」を克服できる3つの条件になると思います。

私の場合はそれがタクシードライバーだったということになります。
現在、適応障害に悩み仕事になかなか復帰できない方はこの3つを軸に復帰されるか、もしくは新しい職場選びの基準にしてもらえると活路が見いだせるかもしれません。

いかがでしたでしょうか。本日の記事は以上になります。
最後まで記事を読んでくださった方誠にありがとうございます。

またタクシードライバーに関するご質問をX(旧Twitter)で24時間受け付けてますので遠慮なくDM下さいませ。
X(旧Twitter:https://twitter.com/taxi_nagashi)


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