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#14【実録】車内で吐かれることはあるのか

みなさん、こんにちは。流し(ながし)です。
現役で都内のタクシードライバーをしており、
そのかたわらタクシードライバーの転職エージェントの活動をしています。

今回はタクシードライバーをしていて実際に吐かれることはあるのですか?とご質問を頂くことが多いので、私の体験談を含めてお答えできればと思います。

■実際に吐かれたことはあるのか

答えはYESになります。ただ育休期間を除いて(※2024年6月現在、育休中)丸々3年、タクシードライバーとして働いて1回だけとなります。更に私の得意な営業エリアは歌舞伎町や六本木、池袋あたりですので繁華街で深夜がっつりと営業はしています。たしかに3年間のうち、1年間くらいは昼日勤をしていたので他の人よりも被弾する確率は低かったのかもしれません。けれど私の仲間含めて、吐かれた!と聞くのは1人あたり1年に1回あるかどうかくらいの感覚です。ただ聞いているとかなり個人差があるような気もします。繁華街を流していなくてそもそも泥酔客が少ないエリアを中心に営業をされている方は、まだ吐かれたことがないという方もいますし、逆に出庫が遅い方で朝まで営業時間がある人はやはり、吐かれる確率は上がっていますので半年に1回あるかないかくらいの方もおります。

■実際に吐かれた時の体験談

では、私が唯一吐かれた時の経験談を書き記したいと思います。

平日の深夜でした。恵比寿でお乗せしたお客様で、目的地は銀座だったと記憶しております。深夜なので時間としては20分ちょっとだったと思います。
少しだけ日本語が話せるくらいの外国人の方でした。ご乗車してこられた際には酔ってらっしゃるなくらいのイメージだったと思います。たしかに酔ってらっしゃるのでバックミラーでお客様の様子を確認しながら走行していたような気がします。特別、変わった様子もなく目的地まで残り数分のところでいきなり運転中に肩を叩かれてジェスチャーで吐きそうみたいな合図を出されました。続いて窓を開けてくれ!みたいなジェスチャーをもらったので私もやばい!と思いすぐに安全な場所に停車し窓を開けようとした瞬間、ゲロが窓にべったりついてしまいました。内側にです。コンマ数秒、間に合わなかったみたいです。こうなってしまうと営業停止になってしまいます。非常に売上のペースも良い日でしたので大変ショックでした。幸い帰庫まで残り2時間くらいでしたのでまだ被害は最小限だったと思いますが、ゲロ掃除をしている自分はとてもみじめに感じました。

■吐かれてしまった原因

吐かれてしまった原因は一つです。お客様とのコミュニケーション不足です。繰り返しになってしまいますが、私はこの件で吐かれてしまった以外に丸々3年間吐かれたことはないのです。それはいつもお客様とコミュニケーションが取れているからなのです。詳細は次回の記事で書いていきますが、お客様の様子を確認し声をかけコミュニケーションをとることで車内で吐かれることを防ぐことができます。その方法であらゆる窮地を脱してきました。しかしでは、なぜこの時はゲロをもらってしまったのか。そう、外国人の方で日本語でのやりとりがうまくできず、また私も英語が得意ではなくしっかりヒアリングができていなかったのが原因なのです。もしかしたらお客様はヒントを出されていたかもしれません。日本人の方でしたら、「気持ち悪いので一旦止めてもらっていいですか?」とか声をかけて下さったりすると思います。ただ外国人の方で日本語もあまり話せるようなご様子ではなかったので私に訴えかけることもできなかったのだと思います。だからこそいつも以上の観察が必要でいち早くこちらから気づくべきだったのだと思っております。

いかがでしたでしょうか。本日の記事は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回の記事ではお客様から吐かれない為の予防について書きたいと思います。ぜひ遊びに来てくださいませ。

また今後もタクシーに関する記事を書いていきます。
是非、X(旧Twitter:https://twitter.com/taxi_nagashi
の方も遊びに来てください。

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