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公約遵守の誓約はまず自分からやりましょう
※お知らせ※
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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。
今日はこちらのポストから。
茂木さん、
— 泉健太🌎立憲民主党代表 (@izmkenta) September 5, 2024
自民党の政策活動費を無くす。防衛増税を無くす。と今さらの訴え。
本気なのならば、我々野党に対して「次の国会で必ず実施する」という誓約書を書いていただきたい。党内で誤魔化してはならない。国民にも約束していただきたい。 https://t.co/G8AgOZKlKs
「増税隠しを許さない」と与党を批判していた立憲民主党が
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茂木氏の「増税ゼロ」を歓迎しない理由がわからないことは置いておくとして、この泉健太代表のポストは
「いかに野党がダメか」を表す典型的な内容
ですので、そこをイジっていきましょう。
まず泉代表は「増税ゼロに本気であれば必ず実施するという誓約書を書け」と言っています。
しかしこれは「茂木氏は絶対に誓約しない」ということを確信しているから言えることです。
だってもしこれで茂木氏が誓約書を書けば有権者への猛アピールとなり、立憲民主党にはデメリットしかないからです。
もし誓約する可能性を感じているなら、泉代表のそれは「アドバイス」でしかありません。
なのでこれは「書けない」と確信しているからこそのこの発言であり、「約束しないこと」を批判の材料にしようとする魂胆が見え見えです。
とはいえそれはそれでアリでしょう。
「増税ゼロを約束しろ」と迫ることは与党への良い圧力になりますし、それに対する茂木氏の反応は有権者にとって有益な判断材料になるからです。
しかし茂木氏が予想通り「無反応」だったとして、「じゃあ立憲民主党に入れよう」となるかと言えばそうではありません。
なぜなら泉代表には一番大事なものが欠けているからです。
その大事なものとは
自らが自党の選挙公約に対して誓約すること
です。
「増税隠しを許さない」と与党を批判していた立憲民主党が茂木氏の「増税ゼロ」を歓迎しない理由がわからないことは置いておくとして、他党のことよりまず前回の選挙公約に対する誓約書を書いて、あなたが国民に誓うことから始めるべきですよ https://t.co/8pUm48EsSm pic.twitter.com/kAt1AcWbwf
— 七篠ひとり編集長@その補助金は誰が払うの? (@w4rZ1NTzltBKRwQ) September 5, 2024
選挙公約における誓約書は相手に要求する前にまず自分が書いて、
政敵に「お前も当然誓約できるよな?」と突き付けるもの
です。
そうすれば仮に与党が無反応の場合は、「じゃあ約束した立憲に投票しよう」となるのは当然の流れですが、これがないならそうはなりません。
また立憲民主党の公約が選挙のための詐欺公約ではなく、その実現を念頭に置いているものなら、誓約書を書くことは有権者へのアピールになるので書けない理由はありません。
それなのに「茂木氏は誓約しない」と確信している泉代表が、自分もそれをしないということは
立憲の公約も選挙用の詐欺メニュー
と自白しているにすぎないのです。
つまり野党の公約に対する甘さが今の緊張感のない自民党を作っているのであり、与党を楽にさせているのです。
以前に記事にもしましたが、オランダでは各政党が自らの選挙公約を「オランダ経済政策分析局(CPB)」に持ち込み
●公約の実現性
●公約が実行された場合に想定される効果や弊害
●経済に与える影響
●国民負担や国の財政に与える影響
●立案した政党の連立政権入りの可能性と、その際に考えられる公約の妥協策
などの分析を依頼し、それを有権者に公開しています。
しかし「持ち込み、依頼する」と表現したように、CPBの公約チェックを受けるのはあくまでも任意であって、受けなくてもなんら罰則はありません。
ただ「チェックを受けていない」という事実は「その公約は嘘公約」というレッテルを有権者から貼られるので、その政党は投票の選択肢にも入れてもらえなくなります。
他国ではそれほど公約の実現性に拘っているのです。
残念ながら日本には、このような機関もシンクタンクも存在していません。
しかし、
自らの選挙公約に対し国民に誓約書を書く
ということは今日からでも出来ることです。
そしてそれを持って他党に「お前らも当然誓約書を書けるよな?」と要求することは一番正当性のある方法でしょう。
他党に言う前にまずは自らがやる。
この子供でも理解できる理屈をわからないはずがありません。
どの党でも構わないので、次の衆院選では「公約を守る」と国民に誓約するべきです。
ということで、今日はここまで。
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