宝塚記念👑予想(過去レースメモ付）

せっかくのG1レースですので、過去のレースを少し振り返りながら今年のレースを予想したいと思います。毎度同様ですが、過去の好走馬の臨戦やタイプから探っていきましょう。

【2020年】
1着クロノジェネシスSCK

《臨戦》
前走大阪杯組、その年の3戦目。◯×と前走の軽い凡走で疲労を吐き出して、巻き返しの場面でしっかり馬体を増やしてパワーアップ。量を活かせる得意の延長臨戦で前走先行した分闘争心も活性化している。
《タイプ》
圧倒的な量を武器に、性格は闘争心、集中力もありつつ、自分の得意舞台ではオラつくキング要素あり。重い馬場、延長臨戦など自分の得意な要素が入ると途端にベースの闘争心や集中力を跳ね上げる。

2着キセキSL(K)

《臨戦》
前走天皇賞組、その年の3戦目。長距離を2戦続けて前にいき、やや疲労はあるものの、闘争心は活性化しており、さらに今回は短縮臨戦で体力補完は十分だった。
《タイプ》
豊富な量をベースに持ちながらも、性格は強い闘争心と体力で走る。加齢とともにLが出てきており、闘争心が切れやすい側面もある。交互ぽくなるので凡走後や位置どりショックが期待される場面は面白い

3着モズベッロSL(C)

《臨戦》
前天皇賞組、そこ年の4戦目。天皇賞を凡走して疲労がやや軽減されて、巻き返しのパターン。短縮臨戦で体力補完もでき、また得意の道悪になれば、競馬もスムーズにでき、能力を発揮できる。
《タイプ》
闘争心がしっかりしており、パワーと体力を武器に走ってくる。道悪でパワーとスタミナを活かせる場面では他より分がある。

人気馬の凡走
4着サートゥルナーリアSK1番人気

《敗因》
量も豊富ながら強い闘争心が武器で前を捕まえに行きたいところも、苦手のスピードが殺される馬場となり、クロノジェネシスとは割と真逆のベクトルに振れてしまった。この着順に抑え込んだのもキングタイプの部分か。

【2020年からのポイント】

①しっかりとした闘争心やしぶとい精神力がある馬は有利
②疲労を抱えていない馬は有利
③天皇賞からの短縮臨戦で体力補完でき、持ち前の闘争心を活かせる馬は良い。
④前走先行してSを活性化した状態の延長臨戦で、持ち前の量を活かせる馬はよい。
⑤キングタイプで体力、パワーが得意なタイプは躍動する。馬場が渋ればさらに躍動。

【2019年】
1着リスグラシューSCK

《臨戦》
前走海外で、その年の3戦目であるが2000m続きとそれほど疲労はないか、また前走3着とそこまで出し尽くしてはいない中で、得意の量と体力を活かせる延長臨戦。
《タイプ》
豊富な量を武器に、闘争心、集中力もある中で、さらには自分の舞台で滅法強いキング要素もある。体力、パワーもある。

2着キセキSL(K)

《臨戦》
前走大阪杯組、その年の2戦目。疲労はほとんどなく、量を活かしての臨戦で絶好の場面。
《タイプ》
豊富な量をベースに持ちながらも、性格は強い闘争心と体力で走る。加齢とともにややLが出てきているが、この年まではまだまだキング要素の部分でうまく誤魔化しが効いている感じ。

3着スワーヴリチャードSL(K)

《臨戦》
前海外組、その年の3戦目も中距離を中心に使われてさほど疲労はないか。量を活かすタイプも2410からの短縮臨戦で、少しSの活性が欲しかったか。
《タイプ》
量が豊富で体力もある中で、闘争心もしっかりしており、これらを武器に走ってくる。交互ぽい臨戦にも移るが、キング要素があるので、得意の量と体力を活かせる場面ではそれなりに走ってくる。

人気馬の凡走

5着レイデオロSL(K)

《敗因》
量とパワーがあって体力を活かしたいタイプにも関わらず、有馬記念の好走した時に比べると馬体が減っており体力切れの側面も見える。海外の疲労を抱えていた可能性がある。あとは関西への輸送が微妙か。

2019年のポイント

⑥長距離戦を使われてなくて体力がある馬の延長臨戦は良い。
⑦体力、量があるタイプの馬体重の減少をはじめとする体力切れとなるような要素はよくない。

▼宝塚記念予想

①ユニコーンライオンSL（C）1152↑↑

闘争心がしっかりあって、量を活かしながら体力とパワーで走るタイプ。さらに肉体と精神のバランスが充実している感じ。中距離しか使っていない臨戦もよく、疲労もさほどない中で、このリズムでG1を迎えられるのは楽しみ。逃げるとしたら、マイペースで体力を活かせるし、レイパパレが逃げるとなればハイペースで後ろをある程度離す展開になり、これも体力勝負になると思われ、最内枠をロスなく運んで来れれば、これも楽しみがある。いずれにしても、嫌う要素はないかなと思う。

②レイパパレSSK1320?↑↓

性格はスマイルカナとかその手のタイプと同じ。強い闘争心で自分の量に任せてとにかく邪魔されたくないタイプ。さらにはこのパターンにキング要素も入るので、ここで楽逃げを打つとなるとかなり強いか。今回はユニコーンライオンがどこまで絡むかにもよるが、すんなりレイパパレが逃げれば、しぶとく強いだろう。一方で、今回2200への延長で性格としては短縮が向くので、その点はマイナスも、ここにきて馬体重をドンと増やしてきそうで（調教後馬体重より）、L付加して、さらには良馬場で走れるとなるとこの馬がこなしてくる可能性が出てきた。重馬場であれば、評価を下げる予定だったが、こうなると評価せざるを得ない（馬券に入れるかは置いといてフラットな視点で）。外のクロノやカレンも勝ちに来るだろうと思うので、本気で捕まえにくるときはかなり激化が予想される。しかしながら馬にとっても、鞍上にとっても未知の距離でその辺りはどうなるか。

③メロディーレーンLC840↓↓

疲労もありながら小さな馬体で走る姿は感銘を受けます。無事にゴールまで頑張ってほしい。

④ワイプティアーズSL5609↓→

活性もない中で今回はきついか。

⑤アドマイヤアルバSL528↓→

疲労がある中で、前走馬体を減らして頑張ったぶんの反動のターンか。

⑥シロニイSL792↓↓

長距離を3戦使って加齢もあるのでよほどのことでもない限りきつい。

⑦クロノジェネシスSCK1404↑↓

量はトップクラスで、さらには体力パワーが活かせるこの舞台で、休み明けの臨戦でしっかり能力を出せれば、持ち前の量でさらにはキング要素で上乗せされた強さを発揮できるか。懸念といえば、やはり休み明けとは言えど海外帰りということで、前走のドバイのレースもどこか体調がすぐれない中で、気持ちで2着までもぎ取った感じだった。そこの反動がどこまであるかも、今回は日本に戻って、更なる馬体増でパワーアップしてくるようで、持ち前のキレを出すにはやはり、一度叩いてからの臨戦が良かったかなと思いつつ。

⑧カデナSL(C)960↑→

安田記念からの臨戦で、量を活かせる2200への延長はよく、レースが激化した際に後ろから突っ込んで来れたら。

⑨アリストテレスSCL1188↓→

AJCCまでのキャンペーンが終了して、やはり若干交互っぽくなっており、そして前走は好走した、頑張ったターンで、ここは評価を下げざるを得ない。また3000の長距離を使われて、今年4戦目となるのであれば、迷わず危険な場面でしょう。消しです。

⑩カレンブーケドールSM(C)1400→↑

この馬の疲労については、前走も前々走も馬体も馬体を増やした中でキレがないのでどこか惰性で走っているので個人的には凡走だと思っています。これはこの馬の本来の走りが出ていないからという意味です。なので疲労面ではフラットです。タイプは、豊富な量があって闘争心とここ1番の勝負強さが武器であるが、オークス以来なりを潜めている強烈なCがみれるのはどこなんだと、個人的にも期待はするところではあります。陣営が爪の不安からなかなか調整が難しいと言っていたように何かしらのハンデは抱えているようだ。それでも、今回は天皇賞春という素晴らしい調教があったと私は思っていて、阪神3200からの短縮が闘争心が強いこの馬にはしっかりショックになると思うし、しっかり馬体を絞ってきたら、持ち前のキレを発揮して、何より今回は枠的にも、いい意味で後手を踏んでくれて最後、衝撃的な強さを発揮してくれると思う。ここでしょう。迷ってはいけません。この馬は強い。

モズベッロSL(C)1152→↑

大阪杯からの延長の臨戦でタイプ的には抜群で、馬場が渋ってくれたら、さらにパワーもいかせて強力な感じでしたが、ここでも一定の楽しみがある。特に前が激化した時こそ、この馬の得意が生きるか。

ミスマンマミーアLC968→→

体力を活かしながらしぶとく走るのが武器で、舞台は合うかもしれないが、ちょっと雨が降って馬場の助けが欲しいのと、延長臨戦だったらなという感じ。

キセキSL(K)1188→↑

2年連続でこの舞台で2着するだけあって、体力、パワーを活かせるここは得意なのでしょう。精神面と体力面をうまくコントロールできれば、しっかり能力は発揮できそうも、やや全盛期に比べたら衰えは感じられる。それでも、福永先生はこの馬をうまくコントロールできると自信を持っていて、返し馬でうまくコントロールできていたら大丈夫と言っていました。頑張って欲しいです。逃げないらしいのでレイパパレは競馬しやすいかもしれませんね。ただ、福永先生が裏切ってこの馬を制御できない可能性もあるわけでそうなると色々波乱がありそう。

▼印

◎カレンブーケドール

○ユニコーンライオン

▲クロノジェネシス

△モズベッロ

☆レイパパレ

危険アリストテレス

♦︎最後に

基本は◎の単複勝負です。またレイパパレがくるときは勝つときなので、レイパパレ頭固定の馬券を買えばいいかなと思いつつ、カレンブーケドールに期待したいですね。

追記(Mの部屋対象レース)

HBC賞

◎キーダイヤ

前走と前々走と気持ちよく逃げれずに、今回スタートを決めて逃げれれば、綺麗にショックも決まり、簡単には止まらなそう。前走の行きっぷりや投げ出した感じも如何にもSが強く、人気も落ちて、狙ってみようかなと思います。