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#34 ホームスクール指針どうやって決める?

『ホームスクールをあたりまえに生きてる』エッセイ No.34
ホームスクール指針どうやって決める?


 2008年頃からスタートした我が家のアンスクーリング暮らし。
 それを支えた色々なことはホームページに図解そしてnoteで解説コラムとして書いてきました。『ホームスクールをあたりまえに生きてる』エッセイは時折思い出したことをつづるエッセイです。
 前回からあらまぁ、ちょっとおひさしぶりね?


 ホームスクール指針つまりホームスクールを実践する家庭方針ってことになりますね。どこにその基本を置きますか。

 「どのようにどうやって進めていこう?」と手探りで始まりますが、「よし、ホームスクールでいこう!」と腹をくくったころ、ホームスクールスタイルの中心となる軸が必要だと感じました。
 私の「ここはゆずれない」の最初のラインはここでした。

”違法でないこと”

 あたりまえですけれども、その根拠をしっかり自分のなかに落とし込んでおくことは必須でした。
 ホームスクールが違法でないことの根拠は「教育基本法第10条(家庭教育)」(参照※木蔭HP「知っておきたい法律」に見つけることができました。
 次に「普通教育」について深く知ることになります。
 そこでみつけたのが、教育基本法に書かれた「普通教育の目的」です。

教育基本法 【普通教育の目的、普通教育の目標】

そして

学校教育法 【普通教育の目的を達成するための目標】

です。

 やがて「子どもの権利」を知るところとなり、世界的な”家庭教育”の位置づけを知るにいたります。
 ホームスクール暮らしをするにつれ、最終的には【自立と自律】を目指すものだと確信するのですが、やがて世界的な”教育”の在り方や位置づけを知り、日本国ではどうなのかと自分の住む国の在り方に関心が及ぶようになったのでした。



 ホームスクールの実践は「こどもの自由に」と表現されることが多いけれど、親にはそれをファシリテートする基軸を持つことが必要だと考えています。
 私にとってのそれが教育基本法にある「普通教育の目標」「普通教育の目的」だったんですね。

ホームスクーリング・センター木蔭
そだちあい
ホームスクールはじめ

 もちろんそこで通知表のように「ねらい」とか「達成度」の段階別評価などはありませんから、これらの指針をなんとなく心に留めておくことで、こどもたちの「なぜ?なに?どうして?」の問いかけのその先につながるひらめきを指し示す旗印となってくれます。
 もちろん自分自身の在り方のヒントに出会うアンテナにもなります。その内容は学校教育で使われる教科書にとらわれる必要もありません。世界観、人生観をみつめなおしてくれる新しい出会いを求めるからです。


マガジンにまとめています。
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「ホームスクールをあたりまえに生きてる」シリーズを集めたマガジン 2022年5月スタート。 更新中。基本的に全文公開としています。 気に入…

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