小説版『機動戦士Zガンダム』結末を読み違えている人が多い?完全なネタバレなので知りたくない人は見ないこと
富野由悠季監督のアニメ『機動戦士ガンダム』の大成功と『超時空要塞マクロス』の変形するリアルロボット、デザイナー永野護の『重戦機エルガイム』等の実際にプラモデルとしても可動域が広いつくりのメカデザインを経て、ガンダムの7年後を扱った作品。多くの問題を抱える地球連邦にジオン公国が独立戦争を仕掛けるという構造から、地球連邦軍の地球至上主義勢力ティターンズ対AEUG(反地球連邦組織)という構造になり、「連邦vs.ジオン」が「連邦vs.連邦」になって、シャアが名前をクワトロ・バジーナと変えていながら、バレバレの赤いモビルスーツに乗っていたり、主人公がいきなり黒いガンダムを奪って、自分を殴ったイケメンの将校に攻撃を仕掛け、高らかに笑ったりと、こどもには理解できない展開のアニメで、最後は主人公のカミーユが精神崩壊するというものだが。
と、これくらい書けば、クリックしないでも表示されてしまう部分ではネタバレしないだろう。では、小説版の「機動戦士Zガンダム」のラストのネタバレ。カミーユ・ビダン行きまーす!
精神崩壊しかけのカミーユのZは、シロッコのジ・Oをバリアーで弾き飛ばし、ハマーンのキュベレイは倒せず、ロザミアのサイコガンダムMk2は、Zをかばいゲーツのバウンドドッグと相打ち。
激戦を潜り抜けカミーユを最後まで支え続けたファがF91のシーブックよりも強力なカミーユを想う能力で、カミーユの体を通して出る力を発現していたZの光も消え沈黙しているにもかかわらず、 Zを見つけ出すところがラストシーンである。
ファが、コックピットのハッチが開いているZを発見し、ハッチを閉じてカミーユをアーガマへと連れ帰るところで終わる。カミーユがかすかに動いたようにファに見えたと描写があるが、ファは、カミーユのノーマルスーツのヘルメットのバイザーが開いているのを見落としていたかもしれない。
ゼントラーディ―軍の兵士ならば、宇宙空間で生身でもしばらくは生存可能だということだが、極低温、酸素なしなどの過酷な状況に生身で晒されていたカミーユは、どう考えても生きていたとは考えられない。
息苦しい生から逃れ、死を選び宇宙に還ったのだろう。
衝撃のラストと言えば上位にランクインするアニメのZガンダムよりも悲惨な終わり方だった。富野由悠季監督は当時うつ病を患いながらの制作だったとの話も聞いたことがあるような気がする。苦しかったのだろうなと思った。劇場版機動戦士Zガンダムで上書きしてZガンダム補完計画は成ったから良しなのであるが。
完全に、noteを使って顧客を獲得とか、実用的なnoteとか全く考えないオタクのパトス全開の記事を書いて、他の人の面白いnoteの紹介とかもしていない記事であった。何をやっているんだか。
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