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妄想 台湾旅行計画 -4

土砂降りの日本全国、くれぐれも足元にご注意ください。
私は今朝走りに出たのだが、雨の中走るのは初めてだった。しかしこれがいつもより幾分か軽快に走れた気がする。日差しがないというのはこんなにも体が楽なのか。またキャップとフードをかぶれば顔に水が当たらないので雨を気にしすぎなくて済む。しかし視界が狭まるのであまり推奨はできない気もした。なんの話なんだか。

台北、二日目のおやつタイムは迪化街(てきかがい)にあるこちらに行く。迪化街は台北の中心地中山からもほど近く、メトロでも、頑張れば歩けたりもする。問屋さん街で、魚市場があったり乾物屋があったり、あと日本人に人気のかごなども卸問屋が軒を連ねる場所である。行くと金銭感覚が狂うので常に頬をひっぱたきながら歩く必要がある。

豆花(トウファ)を食べる。日本でも「糖朝」という中華レストランが出店して一躍有名になったこちら、豆腐がプリンみたいになった食べ物で、甘いシロップに浸してマンゴなどのフルーツやタピオカなどを入れて食べたりする。私はさっぱりしたのが好きなので微糖と書かれたものをオーダーする予定。旅の途中では必ず甘いものを食べてエネルギーチャージである。ただでさえ熱いかもしれないのだ、ちょこちょこお店に入って体を冷やさねば。

せっかく迪化街にきたのだから、お土産を探しに繰り出す。デーツにくるみを挟んだものは友人たちにも買っていきたいのでちょっとおしゃれな「富自山中」へ。パッケージがかわいらしく種類も豊富だ。ドライフルーツやナッツなど、美容感度の高い友人へのお土産はここで。

自分へは、ずらりと並ぶ乾物屋のなかから大容量のものを掴んで買う。くるみ&デーツは必須。他には龍眼、きくらげ、緑豆……悩む。全部行くべきである。日本に帰ったら薬膳鍋と称して自分の家でこっそり煮込む。阿里山烏龍茶や凍頂烏龍茶の茶葉も忘れてはならない。体の中からきれいになれそうなものばかりの迪化街は何時間もいてしまう。

夜ご飯はMRT中山国小駅で下車し「明福台菜海産」に向かう。こちらのお店、おそらく予約必須だろう。今回初めて行くが評判がすこぶる良い。「ぶっとびスープ」なるものが有名だそうなので、どんなものかと楽しみだ。他の品もとても美味しいらしく、ニンニク醤油に絡めた小ぶりの牡蠣など絶品らしい。水槽があり、魚をいただくときは自分で水槽まで行って選んだりするらしい。日本以外のアジアやアメリカの中華料理ではよくあるスタイルだ。

おそらく満腹になるので歩いて中山のホテルまで帰るか、その道中の寧夏夜市でささっとおやつを買うか。トマトの串刺しはまだあるだろうか。胡椒餅も食べたいし、胃袋が許すならちょっとだけ鶏肉飯(ジーローファン)も食べたい。こちらの夜市は大きさで有名な士林夜市と比べるとかなり小ぶりだが、その分美味しい屋台がぎゅっと凝縮されていて多くの人で賑わっている。

何も買わずとも、ちょっと夜市の雰囲気だけを楽しみに行くのにもちょうどいい。夜中に煌々と光る屋台の灯りと煙、食べたことのない食べ物の独特な外国の匂い。海外にいることを実感する瞬間が訪れる。

夜市を後にして、コンビニで飲み物を買ったらホテルでちょっと贅沢に風呂を沸かして入る。台北のドラッグストアで入浴剤でも買ってみればよかった。明日にでも行ってみたいが時間はあるだろうか。たくさん歩いて頑張った自分の脚を風呂の中で揉みながら、二日目の夜の切なさを抱いて、最終日の明日は何をしようかとプランを練る。

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