エキサイティング "ウィルソン・ピケット"
有名なWilson Pickettのアルバム「The Exciting Wilson Pickett」(1966年)は、やはりいい。実に多彩で華やかです。
対照的な演奏をするマッスル・ショールズのFAME社とメンフィスのSTAX社の音楽家がバックを務める曲が混在している事が、いい効果を生んでいるのだと思います。
特にRoger HawkinsとAl Jackson Jr.の全く異なる味わいの野太いドラムの演奏が続くと何とも刺激的で、それに乗って Wilson Pickett が自由自在に暴れ回るので、最後までわくわくしながら聴いてしまう。
Wilson Pickettよりも好きな男性 Soul Singer は沢山いるし
曲で見ても、"Land of 1000 Dances" は
Chris Kenner のたるいオリジナル・バージョンの方が好きだし
"Mercy Mercy" も
オリジナルの Don Covay の方が断然かっこいい!
にも関わらず、このアルバムの全体としての魅力には、抗う事のできないものがあります。名盤です。
翌年の「The Sound of Wilson Pickett」 (1967年)は FAMEスタジオのみで録音された事もあってか、より統一感のある引き締まった作品です。華やかさは少ないが、こちらもはまると癖になります。
The Falcons 時代の名曲 "I Found A love " も
より磨きのかかった渋い名曲として、生まれ変わっています。
Wilson Pickett の歌をじっくり味わえるアルバムです。こちらも名盤です。
Wilson Pickett Live 映像かっこいい!
(この記事は以前 Instagram (philosophysflattail)に上げたものを手直ししたものです。)
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