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鎖なんて土なだけ

今回の企画は<服を着ること・着用している衣服>にフォーカスを当てた作品制作を行います。

これまで演劇を作る時、<物語の大枠が出来てから、役と物語の世界にあった衣装が用意される>という既存の手順に疑問がありました。

私たちは日常で服を選び服の力で生活を乗り切る瞬間があります。自分を表現する際に言葉だけでなく着ている衣服で自分という人間を語ることがあり
ます。

実際にデザイナーが用意した衣服から着想を得て作品作りを行うことによって、どのような世界が広がるのか、どのような言葉が産まれるのか。

これまでの創作の手順とは真逆の手順を踏むことで、これまで演劇における衣服が作品の付随物であった関係性を解体し、衣服と作品の関係を対等にする再生を目指します。

上のホームページから

ただ見たものを思い出しているかのように
時間的なイメージとして


ゲップ。
松屋は味噌汁付きで安いから
「それはお構いなくってよ」

歌舞伎町タワー前段差寝ているおばさん
イタイ痛い本当に苦しいノイキャン
おばちゃんのいるコインランドリー幻覚のは幻覚にしたがるの
お大事にねと去っていく警備の人たち
くっさい髪
献血NGな薬
瓶でのアルコール投与
本当に痛いよね
出産はクールジャパン
生まれる前の臭い
臭いよね
手頃な金属バット
ランジャタイの顔出戻らず

裏から持ってこられた
土を塗りたくられるカーペット
タイツの中のタトゥー
古武術的阿波的
西洋背広ん布未切れ

前世の後の現在
現在の後の未来
いつでもあるラッセン
O.N.ら
デジャヴのように思い出すO.N.の一人
前世でO.N.らを殺したらしくあらわれた鬼(元母)

手洗い鎖をつけられた女の身体マティス的肉西洋化された精肉された牛
土泣く重なり合って鎖の顔
「それは貴女だけじゃなくってよ」
(本当に羨ましいの。)
(借りられる少女は非対称に救済って?)
未来未見未味耳味マミみスキップありがとうスキップありがとうスキップありがとう未毒
地上の鎖天井の鎖それぞれ?共役?

黄色のキャメル
あちらはケチな吸い方しておりまして
ホ別NS父のわからない
嗚咽オエッオエッッ嗚咽

臭いがしてから捨てるスポンジ
やわらかくなってヨクナって捨てるスポンジ
女の肉膣ドカタ黒くなる汚れる黒い糸
桃色がなくなって本当は良かったって

常にいる鬼
土塗られていいくカーペット半分だけ

終わらない日常
懐かしんで悪くなかった
遡行的なだけ悪くはなかったと
樹液の朱廻だけの
生物的1生物1うさぎ1生物的2うさ的1
スターバックスラバーlong list of ex-loversスタックスラバー
鎖なんて土なだけ


ティンクトンユ インスタグラム

脚本 青坊 インスタグラム


関連
後半部分がホワイトハウス新宿の展示についてです。

P.S.
ある種性的な表現を前にした時にどれくらい真面目な表情をすべきかがよくわからない。
そういった作品自体が多義的であるのはもちろん、作品に対する反応自体が多義的であるとともに反応の波及の仕方・効果も多義的でかつ問題が生じうるものであるから。
多義的なものは多義的なまま受け止めるための作法をいつもとるようにしているが、その場合コスパ的な言語のコードと合わずに多方への効果を持てなくなることも多い。

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