【美術トーク】対話型鑑賞(VTS)が気になってる
最近、対話型鑑賞(VTS)が気になってます。
注)今回は、占星術もタロットもなんら関係ないお話です
ものすごいザッと言うと、知識のいらない鑑賞法ってとこでしょうか。
代わりに、観察力・想像力・コミュニケーション力を使っていくんですね。
子どもも大人も誰でも、みんな同じ地点から楽しめそうですよね。
美術・芸術作品って、面白いのに「わからん」と一蹴されがちです。
もはやアレルギーのように、「びじゅ…」と聞いただけで、「あー、はいはい」とスルーなんてことも(涙)。
でもですよ、
美術って、わかるわからないの世界じゃないんです。
わかんなくてよくて、わからないからいつまでも面白くて。
どんな世代でも、どんな境遇にあっても、自由に開かれているものです。
美術、懐深いヤツなんですよ。
こんちくしょーな自分も、
ぐずぐずな考えも、
心の奥のちょい悪も、
ハッピーな妄想も、
ぜーんぶ受け止めてくれるんだぜ。
まあ、もっともらしいこと言ってますが、
単に、美術も作家ももはや「愛」というほどに、好きなので、みんなも見てーって思いが強いだけなんですけどね…!
で、話は戻って、対話型鑑賞(VTS)について。
教育的にも良いという話がありますが、その解説は他に任せるとして。
自分の感覚を信じて、その感覚を言葉にして、発言できること、
さらに、それを聞いてもらう体験は、かけがえのないものです。
この体験で将来ご飯を食べられるかは何とも言えませんが、この世の中にかけがえのない自分として立ち、他人のと生きていくには有益な体験だと思います。
他人の意見を聞くこと、感覚を知ることも、実は面白いことです。
それは、自分のものとは違ってもです。
それがあるから、広がる世界があります。
グループでやることに効果が強いそうですが、
まずはもっと気軽に、友達でも親子でも、美術館にふっと立ち寄って、フワッとやってみるくらいになっていけばいいなと思っています。
なんなら図録やネットの画像でももいいですしね。
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若かりしころ、お絵かき・工作教室で子どもたちと関わることがあったのですが、鑑賞はあまりしなかったです。
対話型鑑賞は生まれて30年は経っているとのことなので、あの頃はもうあったはず。
知っていたら、もっと子どもたちの可能性を広げられたかもしれないし、保護者の方々にも、子どもたちの作品を、もっと気軽に楽しく見ていただけたのではと、悔しい思いです。
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対話型鑑賞、いつか自分でもやってみたいなあ。
例えば、トップ画像で。
「まずは、じっくり作品を見てみましょう」
「この中で、いったい何が起きていますか?」
ってね。
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※トップ画像
Berthe Morisot《Eugène Manet et sa fille à Bougainville》(1881)