
83. 【太字を読むと分かる】トヨタで学んだ「紙1枚!」で考え抜く技術
本書の答えは、
考え抜く技術=(トヨタ流)問題解決力だ。
ビジネスの場で、君って考えが浅いよね…。甘いね…ちゃんと考えてる?って言われた。
そんな経験談がある人は、ぜひ読んでほしい。

それらを解決する著書であり、問題解決力に具体的かつ明快に記載されている。
はじめに、トヨタ流。とはよく聞く言葉だ。
なぜを5回繰り返せ。有名なワードである。
なかでもそれらを視覚化するものが、提案書である。
インターネットで「トヨタ 企画書」で検索すると、山のようにテンプレートが出てくる。

著書でも多数引用がありました。
ここではその真髄、を書いていきます。
TBP(トヨタ・ビジネス・プラクティス)
トヨタには、TBP(トヨタビジネスプラクティス)なる、8STEPが存在する。
これこそが考え抜く技術の骨頂である。

なかでも抑えておきたいのはココ。
問題を明確化
やり方は自分の担当役職の2つ上の目線(立場)から、あるべき姿を考える事。
それと現実の乖離が、問題であり、解決すべき内容である。
→確かに私は、目の前で起こる事で必死だが、上長は売上上がった?業務は円滑に回ってる?とかそこを見ている。いやそこしか見てない。
そこから逆算して自分がやる事を明確化する方が近道。
→常に問いかける。自分の仕事の問題は?
問題の細分化
問題点が分かったーとココで終えたら、考え甘いな〜で止まってしまう段階。
トヨタ流は問題を更に更に細分化する。

例題で考えてみましょう。
具体的には時間軸、空間軸、人間軸で考える。
例)残業抑制の問題
時間軸で考えると…
月の初旬、中旬、下旬が忙しい。
空間軸で考えると…
そもそも業務フローの改善が必要だ。
人間軸で考えると…
全員が残業過多ではなく、A.B.Cの3人だけが忙しい。
→それぞれ解が異なってくる。
例)離職問題
離職率が高いな。で片付けるのではなく、30代前半男性の離職率が高い。とここまで明確化にしてこそ、次のステップもごちゃごちゃしない。
→問題提起が曖昧なかで、対策を考えるから思考が浅い、と言われる。だから、なぜ?を5回繰り返すよりも、先ずは「何が問題点か?」を5回繰り返す方が良い。
伝え方(提案の工夫)
人に伝える時、必ず「たたき台」を用意する。要は言葉(口頭)ではなく、目に見えるかたちで資料にするなりで視覚化しておく。
それがまず教える、教わる、強いては考え抜く第一歩である。
→確かに、口頭で話す部下の場合、結局何が言いたかったのか?とよくなる。また会議前にアジェンダもない、資料もない状態だと、何話すんやろ?から会議に入る。たたき台(視覚化)
されていれば、確かに違うだろうと肌で感じる。
相手を動かす
最終段階。提案しても相手が動かない、なら何の意味も無い。相手が動いてこそ、事が動くからである。

じゃあどうやって動かすのか?
動詞と動作の違いを明確にして、人に説明できるレベルで理解しておくことだ。
ん?どういうこと?
要は「●●しておいて」は動詞レベルです。
「●日までに●して、●終わったら報告して」など具体的な指示、相手を動かす内容を記載するのです。これが動作レベルで伝えるということである。
さぁ題材は揃った。実戦あるのみ。
この仕様を用いて、トヨタ流の問題解決力試してみましょう。
