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大切な写真を守るためHDDの健康状態をチェックしよう
皆さん写真はどのように管理されているでしょうか?多くの方はハードディスク(HDD)に保存していると思いますが、突然故障などでHDDが使えなくなると非常に困りますよね。
もし、事前に壊れることを知ることができれば・・・
実はHDDの健康状態はS.M.A.R.T情報に記録されており、それを定期的にチェックすることで、ある程度はHDDの故障の予兆を知ることが可能です。
今回紹介するのは「CrystalDiskInfo」というフリーのソフトウェアです。
■ダウンロード方法
以下のページよりダウンロードすることができます。
Crystal Dew World
https://crystalmark.info/ja/download/#CrystalDiskInfo
ダウンロードページにて、「通常版」の「インストーラー(Vista)」よりダウンロードできます。
※Vistaと書いてありますがWindows10に対応しています。
■使い方
インストールした「CrystalDiskInfo」を起動すると、PC内のドライブ情報(HDDやSSD)を確認できます。
ドライブの部分がすべて「正常」になっていれば基本的には大丈夫です。
ダメな例はこちらで、「注意」と表示されています。
見るべきところは「代替処理済みのセクタ数」の「生の値」の数値です。
「00000000002E」となっていますが、これは16進数です。10進数にすると「46」なので、46のセクタ(領域)が使えなくなったことを示します。
新品のHDDであれば「生の値」が「000000000000」のはずですが、不良セクタが増えると読み書きが遅くなったり、エラーが発生したりするようになります。
隣の「しきい値」という値はメーカーがこの値を超えたら危険ですよという目安の数値となります。
「注意」になっていなくても定期的にこの値をチェックすることで、HDDの異変に気付くことができるという訳です。徐々に値が増えてくるようであれば寿命と考えた方が良いでしょう。もちろん他の要因で壊れることもありますが、ある程度の目安にはなると思います。
ちなみに、HDDの調子が悪くなると以下のような症状が現れることがあります。
・PCの起動に時間がかかる
・再起動/シャットダウンに時間がかかる
・ソフトウェアの起動に時間がかかる
・ブルースクリーン DPC_WATCHDOG_VIOLATION が発生する
などなど、これらの症状が発生したらHDDの寿命の可能性もあります。
早めにバックアップやデータの退避をお勧めします。
皆さんの大切な写真が失われないことを祈っています。
それではまた。