詩 知らない花
外に出てみると
知らない花が咲いていた
特別なものではないだろう
きっとどこにでも咲く
そんな花
僕は知らずに生きてきた
色んなことを知らずに
ゆっくりと見つめれば
気付いていたはずなのに
知らなかったんだ
愛する気持ちも
そんなふうに
そっと近くに
あるもの
そうだったんだね
君が悲しんだり
自分を投げ出しそうな時
僕は君を思っている
涙を流しながら
あぁもう無理だと思った時
僕は君が寄りかかるのを
待っている
君が生きたことを
君が苦しみ生きた時間を
僕だけは忘れない
君が存在していること
僕が証明し続ける
君はこの世界にいる
君は生きているんだ
離れていても変わらない
決して変わることはないんだ
僕は君を愛して
君の人生を見つめ
君が求めるなら
ずっとそばにいる
君は1人じゃない
僕がいるんだ
決して1人にはならない
僕がいるから
落ち葉がゆっくりと落ちていく
地面に着く前に
僕は両手で優しく
受け止めた
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