詩 僕の言葉

言葉を尽くすよ

雨が足下に染み込んでいくように

すぐに乾いて

無かったもののように

君が思ってしまおうとも


僕は言葉を贈るんだ

宛名さえ分かってもらえなくても


君の脳裏にうっすらと

僕の言葉が残っていて

ふとどうしようもない時に

誰の言葉かも忘れていたとしても

温かいなと思えるように


僕は君に言葉を尽くす

気持ちを込めたたくさんの言葉を

君を思い織った

温かな言葉を


君を包み込む

誰の言葉かも忘れてしまっても

君を包み込む


どこかで誰かと幸せにしていても

僕はふと挫いてしまう君が

いるかもしれないと思い

ずっと伝える


僕が生きたこと

その証がこの言葉たちなのだろう

僕が燃やした命は

この言葉に託されている

重くならない手前で

僕は君に贈る


言えない愛してるは

胸にしまって

君を愛してる

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