マニアックな話。酒米「祝」「野条穂」
山田錦の資料を整理していて発見。
あまり育てられているお米ではないし。龍力で使っているお米でもないのですが、見つけちゃったのでご報告します。
②田中新三郎氏が伊勢詣りの時に、伊勢山田の近くの田圃にて、背丈の高く、粒の大きい稲穂を発見し、持ち帰り、吉川町で栽培育成した。伊勢山田から採取したため山田穂と名付けた説。(兵庫県吉川町発祥)
昭和21年に会誌「農業」8月号の井上克己氏の寄稿によると
吉川町では「奈良穂」と呼ばれる山田穂より粒の大きい品種が一番栽培されていたとある。また、明治43年の小作米品評会にて、奈良穂出品 田中新三郎とあり弐等を受賞しており、同一人物であれば、持ち帰ったものは「奈良穂」である可能性が高い。
「山田錦のお母ちゃん。」の記事に書いた山田穂の由来②の「奈良穂」っていうお米が、のちに「野条穂」と呼ばれるようになり、京都に行って「祝」というお米になるそうだ。
知らんかった。
新しいことを発見した日曜日の午後。