2021年8月末兵庫県特A地区山田錦 育成状況
8月末~9月初めにかけて、山田錦の花が咲く時期です。
出穂と呼ばれ稲の茎の中から、米になる部分がニョキニョキと伸びて花が咲きます。
山田錦の花は、午前中の1時間程度しか咲かない花です。
2021年の状況ですが、出穂の時期としてはベストと言えます。
ただ本年は梅雨が長く日照不足の影響もあり、成長は少し遅いです。
しかし出穂前後の昼間の気温が高く、今まさにぐんぐんと成長しているところです。
こうなると心配なのは、実りが多すぎて倒伏してしまう可能性があります。
とはいえ、2021年は期待のできるお米が出来そうです。
実は山田錦はここ数年、お米の粒が小さいのです。
山田錦は27g~28g(千粒重)と言われておりますが、近年、全体的に26g~27gと1g程軽くなっています。
これは、早植えの影響で、気温の高い時期に出穂し、高温障害受けている為であると考えられています。
龍力が契約している場所では、6月上旬田植え、8月末~9月初旬出穂、10月中旬稲刈りをお願いし、品質の高い山田錦を栽培していただいております。
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