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山田錦の収穫期~2020年10月~

10月は山田錦の収穫期です。2020年の山田錦の収穫ですが、例年より少し早めの収穫となりました。
8月の高温や好天に恵まれすぎ、雨が少なかったこともあり心配していたのですが、9月に入ると、それまでの暑さが嘘のように秋の気配を感じるようになりました。
中下旬からは昼夜の寒暖差も大きくなり、山田錦にとっては最高の気候となっています。
この気候で、ゆっくりと登熟し、ぱってりと太り、心白が発現していたら最高の年になるでしょう。

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龍力の使用する山田錦の一部は、自然乾燥法である稲木掛け(地域によって稲架掛け(はさがけ)と呼ばれる)をしています。

この稲木掛けをすると農家の手間は大変なものになります。今の時代コンバインで刈れば脱穀までしてくれるのですが、稲木掛けはそうではありません。

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では、なぜお願いしているかと言いますと、自然乾燥稲木掛けをした米と、普通に収獲し乾燥したお米とでは、発芽率が全く違うのです。

普通に乾燥させた場合、発芽率は5%~10%程と言われます。
ほとんど発芽しません。

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しかし、自然乾燥稲木掛けの場合、発芽率は95%~100%発芽します。つまりお米が生きています。生きているお米を使う事で、日本酒にした時の味わいが豊かでまろやかになります。龍力の大吟醸の味わい深さの理由は自然乾燥にあります。

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