
消防官として必要なあれこれ
この記事では、約10年間消防官を務めて感じた、消防官に必要な精神や思考、その他を4個紹介していきます。これから消防官を目指す人、また、このまま消防官として続けていこうか不安に思っている方の参考になれれば幸いです。
※これはあくまで私個人の見解と意見です。💦
それぞれについて私の考えを解説説明していきます。
自己犠牲の心🔥
私はこの要素が一番重要だと感じています。消防官の仕事は、市民の生命、身体、財産を守ることであり、そのために自己の危険を顧みずに行動することが求められます。
国家公務員法第96条には、「全体の奉仕者としての務め」という言葉があります。これは、公務員が国民全体の利益のために働くべきことを意味しています。消防官も公務員であり、その職務は国民の安全と安心を守るという重要な役割を担っています。
そのため、消防官はプライベートにおいても公務員としての自覚を持ち、行動する必要があります。ニュースでも報道されるように、公務員の不祥事は社会からの注目を集めやすく、厳しい批判の対象となります。
しかし、そんな消防士ならではのやりがいが、最終的には「誰かのために」という精神に変換され、消防官としての行動を支える大きな原動力となります。
上下関係に対する免疫🫡
消防官の世界では、厳格な上下関係が確かに存在します。これは、組織としての規律を保ち、迅速かつ的確な行動を求められる消防活動の特性から生まれたものです。
昨今の社会の流れは「脱パワハラ」として働きかけていますが、実情として消防官の特殊な環境下では未だハラスメントは発生していると心得てください。それほどまでに、現場活動は危険であり厳しく指導しなければ、命を落としかねません。
コミュニケーション力🔥
消防活動は、チームワークは切っても切れない必要事項です。現場での部隊連携はもちろんのこと、日々の訓練、あらゆる場面でコミュニケーション能力が求められます。
また、コミュニケーションは職場内に限っての話ではありません。消防官は、現場の被災者や関係者と接する仕事です。 気持ちに寄り添い、適切な対応が非常に重要な役割です。そのため、高いコミュニケーション能力は、消防官として必要不可欠な要素と言えるでしょう。
自分にあった休息🛌
最後にあげるのは休息です。
消防官の仕事は、体力の疲弊はもちろんですが、精神力も消費していきます。不規則な勤務時間や、いつ発生するか分からない災害への備えなど、常に緊張感を強いられる状況にあります。
そのため、心身ともに健康な状態を保つためには、自分にあった休息方法を見つけることが重要です。趣味に没頭する、家族や友人と過ごす、体を動かすなど、人それぞれリフレッシュ方法は違うと思います。
消防官として長く活躍するためには、心身の健康管理を怠らないようにしましょう。
最後に
この記事では、消防官として必要な「あれこれ」について紹介しました。もちろん、これらが全てではありません。経験を積む中で、さらに多くのことを学び、成長していくことができるでしょう。
また、来週は今回の記事とは真逆の「消防官に不必要なあれこれ」として投稿予定です。どうぞお楽しみに
それでは、失礼いたします。😌