おいしく食べるための、胃の話
胃はとっても働き者です。
寝起きから朝ご飯を消化し、それが終わりかけるころにはお昼ご飯を片付ける仕事です。
途中でコーヒーを飲んだり、おやつを食べたりするとそれも処理しなくてはいけません。
夜ご飯が早く食べられるときは、休憩をとることが出来ますが、遅くなればなるほど寝ている間も働くことになります。
胃腸はほぼ24時間働き続けエネルギーを消費することになります。
夜遅く食べることが疲労に繋がるのはそのためです。
胃がオーバーワークで機能低下をおこしたら、様々な症状がでるようになります…。
・食欲がない、食べるとすぐお腹がいっぱいになる。
・アザができやすい、つかれやすい。
・胃もたれ、お腹が張る、げっぷ。
・めまい、息切れ。
・下痢、軟便。
・痰が多い、むくむ、尿が出にくい。
いや、いや、たくさんありますね!!
これらの症状は胃のSOSサインです。
怪しいな、調子悪いな、と思ったときにSOSサインに対応すると、悪化を防げます。
具体的には胃を休ませることです。
休ませるにはもちろん、仕事をさせないこと。
胃に仕事をさせないということは、食べ物を食べないということです。
1回、朝ごはんを抜いたぐらいでは、体調が崩れることは有りません。
朝を抜いても、まだ食欲が戻らないなら、お昼も抜いてみてください。
夜には食欲は戻ってると思います。
もし抜くのがつらいなら、消化に良いものを少しだけ食べるようにしましょう。
「3食きっちり食べないといけない」というのは間違った固定観念です。
現代では食糧不足による栄養失調を心配する必要はありません。
それよりも食べ過ぎによる胃の弱体化の方が深刻です
脾胃が不調を起こす主な原因。
暴飲暴食、脂っこいものや味の濃い食事の摂りすぎ。
ストレス、加齢や病気による衰え。
冷たいものの摂りすぎ。
梅雨時期や夏場の湿気なども影響します。
脾胃を健康に保つために気をつけたいこと。
温かいものを常に意識して摂るようにしましょう。
特に氷の入った冷たい飲み物などは摂りすぎないようにしましょう。
辛いもの、脂(油)の多い食事も控えめにしましょう。
旬の野菜を加熱して多めにいただくこと。
そしてストレスはこまめに発散しましょう。
身体に優しい食べ方をしよう!!
朝食は温かく消化に良いものを摂りましょう。
温かくエネルギー補給になる「おかゆ」はとってもおすすめです。
昼食はしっかり栄養を…この時も腹八分目でおさえるのが目安です。
夕食は時間は早め、ボリューム控えめで脾胃が休める時間をつくるようにしましょう。
良い食事のバランスは「穀類4割、野菜4割、肉類2割」です。
旬の野菜を火を通してたっぷり食べること。
そして腹八分目です。
これが毎食守られていれば、脾胃の機能低下はそう簡単には起こりません。もし
また食後の散歩も脾胃の健康に効果的です。
元気な毎日を送るためには、何よりも脾胃が健康で元気に働いてくれていることが大切です。
食欲がない時は食べない。
お腹がすくから食べるということをもう一度考えてみてくださいね!
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