女性のためのトレーニング基礎講座②『浮腫み予防や美肌のためには〇〇を鍛えよう!』<前編>浮腫みの原因とは?
こんばんは。金崎達朗です。
この“頑張る女性のための『からだの学校』“は
フィットネスをより『自分の軸』として、自分の生活を支える基盤となり、メディアやネットの情報に惑わされず、自分で情報を正しく学び、賢く選び「自分で自分の生活をより豊かにしていく」ためのコンテンツです。
11月1週目は女性のためのトレーニング基礎講座②「浮腫や美肌のためには〇〇を鍛えよう!<前編>浮腫みの原因とは?』です。
浮腫みの改善ポイント!1つは『静脈血流を良くする』
浮腫みの原因としてよく言われるの『リンパの循環が悪くなる』ことですね。
ここをエステなどではアプローチすると思うのですが、
もう一つは『動脈血の血流が悪くなること』が大元の原因として考えられます。
(血液循環のイメージ)
とてもざっくり解説をしますと
酸素や栄養が豊富な血液(動脈血)が流れる血管が動脈で、
二酸化炭素や老廃物が多い血液(静脈血)が流れる血管が静脈です。
私たちの体内では常に血液が循環されて、活動をしています。
では動脈と静脈。
わかりづらいので
またまた、ざっくり解説(その2<金崎手書き>)
このようなイメージ図になりますが、
動脈は心臓のポンプ作用によって強く押し出され流れが早いですが、静脈はそれに比べて流れは遅く血液は溜まりやすくなります(血液の分布 動脈20% 心臓16% 静脈64%)。
カプサイシンや辛いものなどで血行が良くなるのは動脈の血流が良くなるからなので、一時的にはよくなっても動脈の血行は改善されないのですぐに冷えてしまったりするわけです。
つまり、動脈の血流を良くしないと老廃物などは溜まり、むくみはなかな取れなかったり血行不良が起きたり肌のくすみの原因になったりすることが考えられます。
静脈血流は『筋収縮』によって起こる
■ミルキングアクションを起こす
ミルキングアクションとは?
(血管のイメージ図)
全身の血液は、心臓から送られて、また心臓に戻るというように循環しています。
上半身の血液は比較的容易に心臓へ戻っていきますが、下半身の血液は重力の抵抗を受けながら進まなくてはいけません
そのときに心臓の助けとなっているのが、足の筋肉を動かすミルキングアクションという機能です。
足の筋肉が血液の周りで乳搾り(ミルキングアクション)をするように伸び縮みすることで、血液が心臓に送り返される というわけです。
■カーフレイズなどでふくらはぎの筋肉を使おう!(ミルキングアクション)
デスクワークなどで日中座りっぱなしであったり、足の指を動かさない、下半身の筋肉量が少ないなどの方に多くみられるのが
夕方頃に起こる「下半身の浮腫み」です。
これを解消するのがカーフレイズなどのふくらはぎの筋肉を使い「ミルキングアクション」を起こすことであり、
もっと言えば、それに合わせて下半身の筋力トレーニングを行ってあげると、なお血流は改善していきます。
「ずっと座りっぱなし」
「足の指を使わない」「動かさない」「靴を履いたまま」
このような状態が続くと、静脈流が滞る一つの原因となります。
■足の指や足部のケアを普段からしている?
全身の骨は約200ほどありますが、その約4分の1が足の骨です。
人間が唯一地球に接している場所で、自分の体を支えてくれている箇所が「足」となっているので、足部はものすごく大切な場所の一つです。
この箇所が固くなっていたり、動きが悪くなっていると、機能不全のみならず血行不良などの浮腫みにつながっていきます。
『足部のケア→ふくらはぎのエクササイズ→下半身のエクササイズ』といった流れも静脈血の流れを良くして浮腫みを改善していくアプローチの1つになっていきます。
■「入浴で湯船に浸かる+ふくらはぎと足部を動かす」
これも非常に効果的です。
まず、きちんと湯船に浸かることで水圧により血行が促進されリラックス効果も期待できますので、
キレイのためには毎日の入浴は欠かせないものになっていきます。
それに加えて「足の指を動かす+ふくらはぎを動かす」などをしてあげるとよりミルキングアクションが促されて静脈の流れは良くなりやすいです。
湯船ではとにかくリラックスしながら足の指をグーパーなど動かしてあげたり、足首を動かしてふくらはぎに刺激を入れたり、フットケアマッサージや防水のマッサージャーで足の筋肉に刺激を入れてあげるととても良いです。
【告知】<後編>リンパの働きを助けるのは『〇〇筋』
いかがだったでしょうか。お伝えしたいことがまだまだありますが、本日はここまでにして次回は後編を配信いたします。
美肌や浮腫み改善につながるエクササイズ方法や栄養素の話もしていきますので、楽しみにしていてくださいね。
今日も何かしら皆さんのお役に立てたり、運動をするモチベーションに繋がったら嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
金崎 達朗