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Virtual Insanity

特にハマったことはないけれど、
きっと幼い頃からどこかで耳にしていただろうこの楽曲。
そして、この曲のことが好きなこともわかっていた。
だけど、曲のタイトルも知らなかった。
今の今までは。

ある日、何かの意思が働いて、
YouTubeの上位に表示され、
気になってそのページを開いた。

そこには、宇宙の真理でもあり、
おかしな「現実」に対する警鐘、
まるでマトリックスの世界を謳うような
内容の歌詞が並べられていた。

Future made of virtual insanity now
Always seem to be governed by this love we
For useless , twisting , our new technology
Oh , now there is no sound
for we all live underground

未来は狂気の仮想世界になるだろう
表向きはいつだって愛に溢れているけれど
そして新しいテクノロジーはややこしくて使えない物ばかり
何も聴こえないよ
地下に押し込められた僕らには

この曲の発売は1996年。
マトリックスよりももっと早い段階で”気付き”を得た人が居たなんて。
当時からこうしてずっと伝えてくれる人は存在していて、
今はそんな存在が増えたということなのだろう。

そして、当時のライナーノーツにはこう記されているという。

「今の世界は変わってしまった。…恐ろしい軍のAIマシン、イカれた億万長者たち、巨大テクノロジー企業が運営しているかのような気がする世界。この先どのくらいこの調子で進むのか僕には分からない。
多くの意味で後退しているような気がするし、人類があと1000年もつ気がしないんだ。人口は過多だし、森や海は完全に破壊されてしまったし、天然資源もあんなに無駄にして兵器の燃料にしてしまった。暴君のような堕落したリーダーたちの、意味のないうわべだけの行為のためにね」

sony music HPより

まるで預言者が放つような言葉たち。
そして、30年近く経っても状況は変わらない世の中。
いつまで繰り返すだろう。
だけど、今確かに時代の変わり目を感じているから、
私たちはとんでもない分岐点に生きている。

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