20年後に死ぬと考えて
20年後に死ぬと考えて、
まずは不安を感じました。
死んだことがないから、どうなるのかわからないから、だと思います。
それから、今、こんな状態でいいのか、と思いました。
死ぬとき、死の床で、ぼんやりしながら、
ああすればよかった、こうすればよかった、
ではなく、
ああ、もうこれで十分だ、ああ、もうこれで死ねる、
と思うようにするには、どうすればいいのか。
どうであればいいのか。
それは、思うに、「私が」あれもやった、あそこへも行った、あれも手に入れた、あれも食べた、みんなに認められた、(意識の方向が自分に向きすぎ)
ではない、
と思います。
それらは、
すべて
置いていってしまうから。
では、どうしたらいいのか。
そう考えて、思い当たったあり方の一つ。
あの人を助けた。あの人に親切にした。あの人の役に立った。何かに貢献した。あの人のために力を尽くした。あの人に喜んでもらえた。礼儀正しい行動をして、周りの雰囲気をよくした。(意識の方向が相手向き、外向き)
そう思えることが、死ぬときに、
ああ、もうこれで死ねる、
と思えることにつながるのではないか、と思います。
死ぬ時に、どういうふうにありたいか。
忘れないようにしたいと思います。