レンズ豆はいいぞ。根菜と豆のスープ。
リボリータというイタリアのスープがあります。白インゲンとパンと、野菜をトロトロに煮込んだもの。北千住のオステリア・ルーチェで食べたそれを家でも真似するようになってから、豆のスープにハマりだしました。じわーっと身体があったまるんですよね、ポカポカしてくるのでこの季節とてもよいです。
リボリータには白インゲンが入っているのですが、なかなか白インゲンの缶詰ってスーパーに売ってないんです。赤茶のインゲンか、ミックス豆はあるんですけど。
それで、乾燥豆でもいいやと思って探してみると、一晩水につけ置きしてくださいとある。
めんどくせぇ。
自炊にめんどくせぇことは厳禁です。というか使いたいのは今晩なんだが、とか思ってふと目線をずらすと「戻し不要、レンズ豆」という文字が目に入りました。
レンズ豆は小さいので、戻さなくても使えるみたい。これはちょうどいい!ということで、その日のスープに入れる豆はレンズ豆に決定。
豆はある程度煮込まないと柔らかくならなかったけれど(煮込みが浅いと硬いリゾットみたいになるのと、皮が結構気になる)、ひたすら数十分煮込んでたらできました。
こんな具合でした。
入れたもの。
水の段階から、ベーコン、レンズ豆、砕いたパスタ、ラディッシュ、下仁田ネギ、塩。
沸いたら、小松菜、ナンプラーちょろっと。弱火で蓋してひたすら煮込む。
豆が柔らかくなったら、1/3くらいの豆を取り出してすり鉢でペーストにし、鍋に戻す。この時、おせちの黒豆の残りも何粒か潰して入れました。
全てが柔らかくなって味がいい感じになったら食べます。
出来立てもよかったけれど、翌朝に残りをあっためて食べたのがすごく美味しかったです。
ポキポキ折ったパスタを入れてるのはモロッコで食べたハリラというトマトスープの真似をしています。クタクタのパスタが少しスープにとろみをつけてくれるのと、マカロニ的な具としても楽しめるので。見た目が嫌な方は代わりに米粒とか入れてもいいのでは。まあそれか、入れなくてもいいと思います。
すり潰しの作業はブレンダーやミキサーがある方は、それを使った方がいいかもしれません。粗い潰し方だと、豆の皮がわずかに喉に引っかかりました。
レンズ豆、めちゃ便利なのでいろいろな野菜や肉(ソーセージとかもよい)と合わせてみたい。楽しみでございます。