タペットカバーパッキンを交換する。
オイル滲み
ラジエターのサブタンク交換時に、エキパイ側でタペットカバーの合わせ目からオイルが滲んでいるのに気がついた。タペットカバーのパッキン交換だな、と必要な部品を調べ、ついでにオイルレベルゲージのOリング、給油口のパッキン、スラストピースを注文。スラストピースはゴム製の間座で、マグネシウム製のタペットカバーが締め付けボルトと接触しないよう、ボルト座面に挟むもの。パッキン交換時にはスラストピースも潰れていて交換が必要。
劣化したパッキン類
オイルレベルゲージのパッキンは外す時に伸ばしたら、ほぼ伸びずに割れてしまうくらい弾性を失っていた。給油口のパッキンは外周にひび割れがあったが、開けたとに圧力が抜ける音がしたので、まだ気密性は保っていたみたい。
工具を準備する
タペットカバーは10mmのソケットと5mmの六角レンチ、長めの2番かマイナスドライバーがあれば外せるが、取り付けはトルク管理が必要なの安価なSK-11のデジタルトルクレンチを購入。
オープン
W124の後期(モトロニック制御になった93年式以降)、インテークパイプがエンジンの上を通っているので、パイプを外し、イグニッションコイルのカバーを外してコイルとケーブル類をタペットカバーから外してエンジン左の吸気ダクトの上に仮置き。イグニッションコイルの下部はオイルが付いており、プラグホールの合わせ目からも漏れて溜まっているみたい。ボルト12本を全部抜いてプラハンで軽く叩き、いざオープン。もしかしてスラッジとかでデロデロなのでは、とビビっていたが、開けてみるとカムシャフト周りは非常に綺麗だった。
パッキンの交換
カバーを玄関に持ち込んでパッキンを外し、パッキンの溝を清掃、脱脂。新しいパッキンをはめて組み付け。組み付け後にプラグホールに溜まったオイルを清掃。エアで吹き飛ばしたり、吸ってしまえれば楽なのだが、そんなものはないので、ウェスで吸えるだけ吸わせてパーツクリーナーを吹き、再度ウェスに吸わせて清掃。イグニッションコイルやインテークダクトを組み付け、再度エンジンをかけたら無事に始動。やれやれ。
数日間、ボンネット開けて新しく漏れてないかチェックしたが、ひとまず漏れてないので大丈夫な模様。