ヌーラボでのEMとしてのおしごと
はじめまして
ヌーラボのTATSURUです。Backlog課のEM(エンジニアリングマネージャー)として10月からジョインしました。よろしくお願いします!
前職では、新規事業の部門の立ち上げからサービスの企画・開発・運営・保守に関するマネジメント全般をやってきましたので、多種多様な経験があります。
そんな中でもピープルマネジメントは世の中的にも重要性が高まってきている分野だと思いますし、何かに特化するのであればこれかなという気持ちでおります。
若かりし頃、ヌーラボの主催する勉強会やイベントに通っていた私が10年以上の年月を経て、こうしてヌーラバーとしてお仕事させて頂く事になり、感慨深いものがあります。
EMって何?
さて、EMのお仕事について今回は記事にできないかと考えたのですが、皆さんエンジニアリングマネージャーという職種をご存じでしょうか?
ChatGPTに簡潔に回答してもらうと以下の通りでした。
プロジェクトマネージャとは何が違うのでしょうか。これもChatGPTに聞いてみましょう。
ふむふむ、そうするとテックリードとは何が違うのでしょうか、これもChatGPTに聞いてみましょう。
では、これらを比較した表もChatGPTに作ってもらいます。
少し解りやすくなってきましたね。ただ、範囲は違うものの似た部分がそれぞれにあり、こんなに種類を分ける必要がなぜあるのでしょうか。
ChatGPTに簡潔に答えてもらいました。
私は前職では、部門のマネージャーとして上記ほぼ3つ全ての役割のマネジメント部分を担っていましたので、個人的にはこのように注力すべき役割を分ける事に賛成です。
例えば、経営層・プロジェクトマネジメントサイド・技術サイドでは立場が違うので、それぞれの立場での意見が対立することもあります。それぞれの立場を一人のマネージャが担っているとしたら、一人で矛盾を抱えて仕事をすることになりますので、全てが中途半端になってしまうかもしれません。
エンジニアリングマネージャとプロジェクトマネージャーとテックリードに役割が分かれていれば、それぞれの立場での優先度を踏まえて対話しすり合わせる事ができるので、一人では難しかった課題も解決できるでしょうし、それぞれの専門性を発揮しやすくなります。
EMとしてのおしごと
では、ヌーラボにおいて私がエンジニアリングマネージャーとしてどういったお仕事をしているか簡単に紹介します。
私の所属するBacklog課は機能ごと・役割ごとにチームが細かく分かれています。
これは、オールインワンのプロジェクト管理サービスであるBacklogではそれぞれの機能が日々進化していく事を目指しているため、各チームは自律的によりよい機能を提供するため日夜開発を行っているからです。
各チームが自律的に動くためには、各開発者が自分で考えて動かなければなりませんが、全体としての統一感や優先度などともバランスを取らないといけませんので、エンジニアリングマネージャーの役割としては各開発者と話し合ってバランスを調整をしていきます。
各チームが順調に開発が進んでいるか、何か課題を抱えてていないかを日々のミーティングや1 on 1で話し合うのがまずEMとしての最初の仕事なのかなと考えています。
一方で、経営層や顧客がどのように考えているのかという事も把握しなければなりませんので、経営層からのインプットや顧客からのインプットに関して情報収集や分析を行う事も重要な仕事だと思います。
開発者と経営層や顧客の両方の状況を把握し、目標達成のための課題に対する対策として、どうするべきかの方針を考えたり、人員の確保や編制を考え遂行するというのがメインのおしごとだと、現時点では考えています。
重要性が増すEMの仕事
昨今、エンジニアリングマネージャのポジションの募集が増えているように感じます。理由としては、DXを背景としたビジネスにおけるIT利用が増加し、エンジニアを目指す若者や異業種からの転職人材が増加したため、マネジメントの需要も増加していると考えられます。
個人的には、コロナ禍を経てリモートワークが一般化してきた事から、コミュニケーションの多様化が進み、1 on 1などのピープルマネジメントの重要性が増した事も要因としてあるのではないかと考えています。
IT人材の増加とリモートワークに伴うコミュニケーションの多様化から、エンジニアとしての経験があり、技術的な知識を持ったマネージャが経営層と技術サイドとのブリッジとしてコミュニケーションを円滑に取って行くことは成果を出すためにも重要性が増しているのではないでしょうか。
これは完全に想像の範囲内でしかないのですが、今後は生成AIを仕事に使っていくのが当たり前になってくると、熟練したエンジニアでなくてもある程度のコードを生み出す事やドキュメントを書く事が可能になってくるように思います。
そうなってくると、人間の作業は仕様を考えたり方針を決めたりという部分に集約されていく可能性があるため、コミュニケーションコストが一番大きくなっていく事が予測されます。
そういった意味でもエンジニアリングマネージャの仕事は重要になるのではないでしょうか。
具体的にどんなことをしているか?
まだ入社して日は浅いですが、各チームの開発者やマネージャと日々ミーティングを行っています。
現在はBacklgのユーザーが増加してきており機能も充実させていっているところですので、各チームでリソースが不足していないかなどの課題のヒアリングをしています。
各チームのプロジェクトの節目には、日頃リモートワークを行っているエンジニアが、オフィスに集まってFace to Faceでディスカッションする機会としてチームのGathering(オフラインミーティング)を行っていますが、円滑に進むためのファシリテーションをしています。
そして大事なお仕事として、エンジニアの育成支援として研修の企画や採用活動などを積極的に行っています。
Backlogの開発規模拡大に伴い、一緒に働きたいというエンジニアを随時募集中ですので、ヌーラバーにご興味をお持ちの方は下記のリンクにてご応募お待ちしております!
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