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ブーブー、働くロボットぶた物語 第4話「初めての仕事」


ハナの家族の一員として迎え入れられたブーブーは、毎日を楽しく過ごしていました。
朝は、ハナと一緒に朝食を食べ、庭で花に水をあげます。
「ブーブー、お花も喜んでるね!」
ハナの笑顔を見て、ブーブーも嬉しくなります。
でも、ブーブーは、ただ楽しい毎日を過ごすだけでは満足できませんでした。
「僕も、ハナちゃんや、お父さん、お母さんのために何か役に立ちたい!」
そう思ったブーブーは、家事を手伝うことに決めました。
「ハナちゃん、お皿洗い手伝うよ!」
「え?いいの?ありがとう、ブーブー!」
ブーブーは、張り切って食器を洗い始めます。
しかし…
「うわっ!」
手が滑って、お皿を割ってしまいました。
「あちゃー…ごめんなさい…」
「大丈夫だよ、ブーブー。怪我はない?」
ハナは、優しくブーブーを慰めました。
次の日、ブーブーは、洗濯物を干すのを手伝おうとしました。
しかし…
「あれれ…?」
洗濯物を干そうとした拍子に、洗濯ロープを切ってしまいました。
「またやっちゃった…」
「ブーブー、無理しないでね…」
ハナの母親は、心配そうにブーブーを見つめました。
何度失敗しても、ブーブーは諦めません。
「次は、掃除機をかけるよ!」
しかし…
「ブブーーン!」
掃除機をかけ始めた途端、コードに引っかかって転んでしまいました。
「もうダメだ…」
ブーブーは、自分の不器用さに落ち込みました。
「どうして僕は、こんなにドジなんだろう…」
そんなブーブーを見て、ハナは言いました。
「ブーブー、大丈夫だよ。失敗しても、また頑張ればいいんだもん!」
ハナの励ましの言葉に、ブーブーは勇気を取り戻しました。
「うん!そうだね!僕は諦めないよ!」
ブーブーは、何度失敗しても、ハナの家族のために役に立ちたいという気持ちを持ち続けました。

第5話へ続く…

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