星のせいにして

1918年、アイルランド・ダブリン。スペイン風邪のパンデミックと世界大戦で疲弊しきったこの街の病院に設けられた〈産科/発熱〉病室には、スペイン風邪に罹患した妊婦が隔離されていた。孤軍奮闘する看護師のジュリア・パワーのもとへやってきたのは、秘密を抱えたボランティアのブライディ・スウィーニーと、テロリストと疑われる医師のキャスリーン・リン。死がすぐそばで手招きする、急ごしらえの小さな一室で、彼女たちは生命の尊厳を守るために闘いつづけた――

本書あらすじより

登場人物の台詞にカギカッコがないせいか、やたらリアルで、本当に1918年にダブリンの病室で看護をしているような気持ちになる本。
痛み・差別・暴力・・・さまざまな苦痛がそこにあり、そのまま受けとめようとするジュリア・パワー看護師の真摯さや不器用さに引き込まれる。
最後の展開は切なかったが、それでも前を向こうとする主人公に勇気づけられた。
看護学生に読んでほしい小説。

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